カテゴリー「アニメ・コミック」の27件の記事

2009年11月 5日 (木)

風斬氷華「バケモノの相手はバケモノが……」

いやいやいやいや、それ言い出したらこいつもあいつもそいつもどいつも悉く皆バケモノですから。

と突っ込んでしまったアニメ『とある魔術の禁書目録』

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エスパー軍団と魔法使い軍団が戦う話なんですが、そのエスパー軍団が無意識に垂れ流してる微弱な超能力の力場だか磁場だかで自然発生した幽霊的な物理現象が風斬氷華というキャラで、魔法使いが作ったゴーレムと戦いにいく時にそういうことを悲しげに言っていたんです。

そりゃ突っ込まずにはいられませんよ。

ところで。

最近のアニメや漫画のSFには感心します。

能力バトルものは腐るほどあるのに、まだ次から次へと出てくる。一人一人能力が違うから考えるの大変だと思うんです。

新キャラの能力と主人公の能力をどういう兼ね合いにして主人公が勝つように仕向けるのか考えるのは本当に大変だと思います。

下手するとドラえもんみたいに矛盾だらけになっちゃうしね。

トキワ荘世代の作家はその辺の辻褄とかにあんまこだわんない人が多いんで、今読み直す時は注意が必要ですが、最近の作家は設定とか辻褄合わせをかなり厳密にやる傾向があります。

読者が許さないんでしょうね。

しかしSFには「もし世界がこんなだったら……現実のこの問題はどう展開するだろうか」という哲学的な思考実験みたいな面があるので、あんま細かいこというのも不粋だと思います。

とはいえ細かいトコがしっかりしてないとリアリティに欠けて入り込めなくなるのも事実です。

この両方の点で最近のSFはよく作り込まれてると感心するのです。

もちろんSF設定がただのエッセンスになって、普通の恋愛や友情物語になってるのも多々ありますが、それもまたファンタジーの作法と言えるのでいいんでしょう。

だからって「子供向け」の烙印を昔から押されてしまっているのが唯一残念といえば残念なことです。

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2009年10月27日 (火)

山田康雄「オマエは役者じゃねえのか!!」

その昔、さる新人声優が「山田さんに憧れて声優になりました」と挨拶したところ、山田康雄はこう激怒したという話。ウィキに書いてありました。

声優という職業はない。声優業も役者の仕事のひとつである。

つまり、顔出しだろうが声だけだろうが芝居は芝居なんだ、ナメんじゃねえってことでしょう。

なるほど。

顔出し俳優が声優やるべきじゃないとか、声優は裏方なんだから顔出すべきじゃないとか度々言われることですが、結局あれですな。そういうことじゃなくて、下手クソに良い役与えるべきじゃないってことですな。

顔が出ないんなら美形だろうがなんだろうが関係ないわけだし。

ドラマでアイドルが主役張るのは、若くてキレイじゃないと客が惚れないわけだから、それは客に感情移入させるのに手間取るってことなんで、演技力より見た目が優先されるのは仕方ないと思ってたんですがね。

やっぱ上手い下手は大事ですよね。

顔出し俳優が声優やると叩かれるのは、顔出しだからイメージがどうこうじゃなくって、やっぱ下手なんでしょう、「声の」じゃなくて芝居が。

宮崎駿とかは顔出しがどうとかじゃなくて上手い下手で選んでる感じあるんですが、そんなジブリの話題作りとか宣伝戦略的なとこだけ真似して下手な顔出しをキャスティングするアニメが最近増えて困ります。

よりによって下手なヤツ選ぶんじゃねえよ。

藤原紀香とか。

神木隆之介も子役じゃなくなったらもう並の役者ですからねえ。

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2009年10月14日 (水)

昔の『こち亀 第36巻 マナ板のゴキブリの巻』より

ト:派出所、本田が中川にアイドルの話をしているところに両津がやってくる

両津:なんだそりゃ

本田:アイドルタレントですよ、みて! かわいいでしょ

両津:ガキじゃねえか

本田:少女っぽい所がいいんですよ、清純で地味でまじめなんですよ

両津:何バカな事ほざいてるんだ! 地味でまじめなやつが芸能界に入るかよ! 目立ちたがりで自尊心が強いから芸能界でやっていけるんだろ

本田:彼女に限ってそんな事ありませんよ! 彼女の書いた本にもちゃんと書いてあります

両津:そういう本、本当に本人が書いたと思ってるのか、おまえ

本田:当たり前じゃないですか、筆者が本人になってますよちゃんと!

両津:おまえ・・・中学生か? もう少し現実を把握しろ

本田:彼女は幼い頃苦労して・・・本当にかわいそうな女の子なんですよ。その彼女が今、アイドルスターになってやっと苦労が認められ・・・

両津:本人の苦労じゃなくてプロダクションの苦労が実っただけなんだよ。芸能界なんて作られた世界なんだぞ、みんなお芝居でウソッぱちの・・・

本田:ウソだ! そんな事ないよ~っ! ウソだ~っ!!

ト:本田、マジ泣き

(中略)

ト:両津、なぐさめにかかる

両津:その女の子はいい子だ、うむ絶対!

本田:そうですよ、当然です

両津:会社に勤めてコツコツ働くより一攫千金の芸能界に入って男の子に騒がれ、ミニスカートで人前で歌うなんて地味で清純な女の子じゃないとできない仕事だ!

本田:なんかひっかかる言い方だな

ト:本田、仕事へ戻る

両津:やれやれ! レコード買って喜ぶのは本人より業界のおじさんたちなんだぞ

中川:いいじゃないですか、個人の自由なんだから

芸能界が実際どういうところだかは全く知りませんが、こんぐらいの見方してた方が惑わされないというのは確かです。

でも、

パ、パフュームだけは違うんだからねっ!!

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※ちなみにこの話、ゴキブリが出てくるわけではありません。

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2009年10月13日 (火)

昔の『こち亀 第42巻 下町情緒!?の巻』

今回は細かい台詞は置いといて、大雑把に説明しますと、

天下無敵の国営放送MHKが『今も残る東京下町派出所』というテーマで一時間番組を制作したいので取材させて欲しいという依頼が署の方に来るわけです。

下町に詳しい警官に案内を頼みたいと。

そこで署長は大原部長に相談するのですが、即座に約一名ピンときた顔はさすがにまずいということで、中川を、

「深川生まれで父は十代続くとびの職人、母は柳橋の芸者・春奴。兄は花火職人、弟は落語家。本人は警官という事にしておこう!」

という事になり、本番までに部長が中川を特訓することになるのですが、

二日前に「予定が変わりましてね」とあっさり取材班が来訪。運悪く両さんしかいなかったために結局両さんが出ることになります。

ところが始まってみると、「どうも自転車では当たり前すぎてつまらないな」

「もっと江戸っ子らしく出勤してくださいよ」

「そうだハッピを着てみこしをかつぎながら出勤! これがいい」

とか何とか言いだして、はてしなく現実とはかけ離れていきます。

さすがの両さんと中川も、

「海外向けのビデオでもとってるのかあいつら?」

「いかにもMHK的ですね」

と陰ながら突っ込みます。

その後も羽織を着て江戸弁で道案内をしたり、キセル売りになったり、山車を引かされたりとさんざんな事になりますが、部長が怒るので続けます。

その部長も出演する時には、

「叱る時は下町の情感がただよい、かつ厳しくさわやかでじめっとした雰囲気でお願いします」

という難解な演技指導を受けたりして、なんやかんや終わって、

最新のベータデッキ買って、友人達を派出所に入場料取って集めて放送を観る会をやるんですが、直前に局の都合で報道特番に切り替えられてしまうというオチです。

何やらうっかり全部書いてしまったような気がしますが、何が言いたかったかというと、

ごく最近ありましたよね? こんな話。

奇しくも漫画家夫婦がNHKの密着取材を受けたら、「そういうんじゃねえんだ、そんな画は欲しくねえんだ」的なノリで、やったこともない夫婦による漫画企画会議とかやらされて、頭に来たから途中降板したという話。

そのニュースを読んだ時は、ひでえな作家を何だと思ってるんだ、テレビ局は何様なんだと憤りましたが、

こち亀を読んだ後は、コレ全部乗ってやってから暴露した方が面白かったんじゃないかとか思いまして。

この漫画家夫妻も先にこち亀読んでたら、あんなに怒んなかったんじゃないだろうかと。

1986年の話ですが、この頃はテレビ局のイメージってこんなもんだったんでしょう。

だった気がします。

だからこのギャグも成立してるんだろうし。

「いかにもMHK的ですね」って中川も言ってるし。

局の方でもそういうイメージの方が自由にやるのに都合が良かったんだろうと思います。

誰も真に受けないと解っているから、大げさなこともやれる。

どこからどこまで真実かを見抜くのは視聴者の責任。

とした方が世の中面白いんじゃないですかね。

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2009年10月11日 (日)

昔の『こち亀 第38巻 両津鍋!?の巻』から

小粋な両さんを見つけたのでひとつ。

ト:派出所の奥で戸塚とバクチ打ってるところに青年がやってきます。

戸塚:きさまっコソドロか!

青年:とんでもないちがいます。駅前においといた自転車がなくなったんですよ

両津:なくなった? かっぱらわれたんじゃないのか!?

青年:たぶんそうだと思います!

両津:よかったじゃないか原因がわかって。じゃあな!

青年:はあ・・・どうも。よくないですよォ! 自転車の被害があったんですから!

両津:うるさい男だな自転車ぐらいで! ちゃんとチェーンで五重にまいてカギ10個つけて柱に荒ナワでまきつけといたか?

青年:いえそこまでは・・・

両津:じゃあ自分のミスだな。あきらめな!

青年:そりゃないでしょう! 国民の税金とってるくせにそれじゃ税金ドロボウじゃないかっ

両津:税金ドロボウだと……

ト:両津、おもむろに銃を抜く

青年:うわっ!!

両津:いつ、わしがおまえに税金をもらった、えっ! 一度もおまえから金もらった覚えはないぞ!このやろう

ト:両津、撃鉄をおこす

両津:そんなに返してほしけりゃ返してやるよ、税金で作った鉛ダマをな……頭の中に五発!

青年:い、いえけっこうです!

両津:駅前でおまえの自転車だけジーッと見張ってるわけにゃいかねえんだよっ、警察も忙しいんだ

ト:両津、銃口をグリと押し付ける

青年:は、はい、そりゃもう当然ですよ! はい!

ト:両津、銃をおさめる

青年:どうもお忙しいところ申しわけありませんでした!

両津:自分の身は自分で守る! アメリカ的発想でいかなきゃいかん。わかるね! すばらしいアイデアをプレゼントしよう。折りたたみの自転車を買って会社までしょっていく

青年:どうも! 参考にします

両津:ここで見た事は他言禁止。すべて忘れるように。きみの身のため!

青年:は、はい。失礼します

戸塚:まったく、何かあったらすぐ交番にきやがる! 日本人てのは自立心にかけるな

このあとバクチを続けようとしたところに部長の手入れが入りそうになって、それを江戸前な仕掛けで察知した両さんたちは間一髪、二重底になってる座布団に花札をかくし、難を逃れて物語は本題の方向に進んでいくわけですが、

なんか久々にここ読んだら、バカ正直に警察の横暴や市民のわがままに腹立ててるのが本当に馬鹿馬鹿しく思えて、スッキリしたのです。

そういう力があるからこそエンターテイメントは素晴らしい。

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にしても初期には本当に粋で痛快な台詞があります。

今読むと予言が当ってるようなところもあるし。

当ってしまって当時の非常識が今の常識になってたりして、ギャグが成立しなくなってたりもします。

我々の常識は大丈夫なんでしょうか。

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2009年7月27日 (月)

伊藤明弘『ジオブリーダーズ』第14巻

最新刊は15巻ですが。

ジオブリーダーズ 14 (ヤングキングコミックス) ジオブリーダーズ 15 (ヤングキングコミックス)

あえて14巻の話をしましょう。

時は幻の昭和70年代、限りなく名古屋っぽい地方都市・綾金に年齢不詳の美女・美少女が集まる警備会社があった――。

ということでその警備会社に普通の兄ちゃんが転職してくるところから物語は始まり、美少女達と力を合わせ、ボウガン、バタフライナイフ、メリケンサック、銃、手榴弾、対戦車ライフル、それにデジタルで起爆する謎のお札等々を駆使して敵と戦っていくお話でして、

ガンマニア、アクション映画好きには御馴染みの作品なのですが、

その敵というのが化け猫なのです。

これに出てくる化け猫は人間に化けているのは勿論ですが、高度にデジタル化されていて、携帯電話を使って移動したり、どこのPCでもサーバーでもハッキングすることが出来る、つまり「情報そのもの」と位置づけられています。

この化け猫の存在、それに対する「神楽」という警備会社、さらに厚生省の特務機関を通して事件に介入してくる日本政府。

これらについて、何がどうなってそういうことになっているのか長らく伏線だけで謎のままだったのですが、14巻からその辺解明されてく感じになっているのです。

が、その14巻。

なんか難しくてよくわかりません。

連載本誌の方ではすでに第二部に入ってるらしくて、進展してるようなのですが、単行本時間でみると、なんとも難しくって理解しづらい。

もうちょい待った方がいいのは確かですが、とりあえず14巻だけで考えてみると、

昭和51年、まず「黒猫」と名乗るボス猫に率いられた一派がテロを起こす。

それに対処すべく政府の秘密機関が当時ただの警備会社だった神楽に接触し、神楽を通して事態の沈静化を図る。

ところが神楽の社長は黒猫とも接触、ある種の契約を交わす。

この契約というのが一応説明されてはいるのですが、結局なんかよくわかんないんですよ。

目的は人間と化け猫で冷戦構造を構築して、その鍵となる神楽社長の一家を化け猫からも政府からも守ろうということらしいのですが、

どういう構造で社長の一家が鍵となったのか、結局何と何を取引したのか、この契約が政府にとって好ましかったのかそうでなかったのか、よくわかんないんです。

黒猫が失踪したことで神楽も抹殺しようという流れになるのなら、神楽を先に抹殺しても黒猫の立場はなくなるはずだし、

うーん、政府が得た恩恵が何かあるはずですが、その辺まだ詳しく描かれてないんですよね。

謎を残しときたいのもわかりますが、過去篇で説明に入るなら各勢力の立場をはっきりさせる為にももう少しはっきりした説明にして欲しかった。

登場人物だけが納得してて「千枝子さん達は我々の保障か!!」なんつー台詞が断片的にあがってくるから……

ん?

神楽が存在し続ける限り、政府に対するテロは起きないってことなのかな?

んー、でもそれだと黒猫失踪で神楽は単に用済みになるだけで殊更消さなきゃいけないわけでは……

まあ、

いいか。

16巻以降で進展してるのを期待しましょう。

こんな説明では何のことかさっぱりわからなかったでしょうから一遍マンガ喫茶ででも読んでみてください。

面白いのは確かです。

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2009年5月30日 (土)

近頃のエロマンガ

近頃の傾向なのかどうなのか知りませんが、久々に買ってみた数冊のオチがなんか、何ともいえないイイ感じだったんですよ。

本編はレイプだったり痴漢だったり陵辱だったりえげつないんですが、最終的には純愛的にまとまってたり、男女関係の裏を描いてたり、女の本性を暴いてたり、といって批判的なわけでもなく倒錯してるわけでもなく、厭世的というか「世の中こんなもんさ」って感じ。

不幸は必ずしも不幸でなく、幸福も本当に幸福とは限らない――みたいな。

そういう読後感を与えられてしまうイイ感じになってて。

なんか短編小説みたいだなとか思って。

エロマンガもバカに出来ねえなと思った次第です。

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2009年1月12日 (月)

OVA『マクロス ゼロ』

寓話パートが面倒くさくて……

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いやもう、概ね面倒くさかった。

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2008年11月23日 (日)

アンインストールでおなじみ『ぼくらの』

ニコニコでよく聴く曲なので、どんな話か観てみようと。

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なんだか知らないけど巻き込まれて、巨大ロボに乗って地球を守る為に戦うことになってしまった少年少女の物語。

ものすごくよくある設定で、ここに「なぜ戦わなければならないのか」とか「人を殺して勝ったことになるのか」といったひねりが入るのがまた王道パターンなんですが、

このアニメでは勝っても負けても死ぬんです。

負ければ地球ごと消滅。勝ってもロボに生命力を奪われて死にます。

選ばれた15人の少年少女が毎回一人づつ死んでいきます。

毎回「今回の操縦者」が死ぬわけですが、その戦う様も死ぬ様も残りのメンバーは見守ることしかできない。

そのメンバーがまたいちいち心の傷を抱えてたりしてて。

そして次の操縦者に選ばれるかビクビクして、選ばれなかったら申し訳ないがホッとしたりして、選ばれたら数日の間にとことん葛藤して覚悟を決めなければならない。

なんてえげつない話。

ひねりすぎだ。

重いわ。

フィギュアとか売られてもさあ、

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子供がこれで遊ぶことはないよな。

これでアニメ版は原作よりマイルドになっているらしいんですが、ホントこの作者大丈夫かと思ってしまいます。

でもこういうの好き。

最終話、とうとう一人だけになってしまった少年が30時間の長期戦を戦い抜く様は泣けました。

まあ、なんだかんだ言ってみんなちゃんと覚悟決めて戦う方向に向かうんですが、それをまた立派なように見せてるんですが、これもやっぱ自殺の一種だよなあとも思います。

一人だけ何が何でも回避する方向に向かって生き残ろうとした特殊なキャラが出てきて、それがまた実に見事な卑怯者なんですが、一番正しい大人の選択をしたようにも見えました。

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2008年9月 2日 (火)

素子「サイトォォォォーッ!! そいつを寄越せぇぇぇぇぇ!!!」

ていう名シーンがあったなあ、そういえば。アレもっかい見たいなあ、でも何話だっけなあ、というか1st Gig だっけ2nd だっけとかあれこれ考えながら探してみたら、そのものズバリ、

「Motoko vs Armed Suit」というタイトルでありました。

みんな思うことは一緒なんですねえ。

ちなみにこれは1st Gig 第21話です。

1st Gig はこの他タチコマが自我に目覚めてバトーを助けに来るシーンとかも好きでした。

それもよく考えたら vs Armed suit なんですねえ。

その回には菅野よう子も思い入れがあったらしく、タチコマ追悼アルバムなんてのも出てたりします。

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YouTubeでは英語吹き替え版なんかも結構アップされていて、やっぱ凄いんだなこのアニメとか思いつつ、英語版の声優さんも結構上手くなってるのに驚かされます。

一昔前の海外吹き替え版は明らかに他に仕事のない若手役者達が取ってつけたような声を当てていたもんでしたが、最近のは結構サマになってるんですよねえ。

タチコマの声とかちゃんとアニメ声出してるし。

このアニメなんかはタチコマ以外は誇張しない芝居でも通用しちゃうし、戦闘シーンなんかはむしろ英語の方がハマってたりするんで、尚更そんなことを思いますが、たまに何語かわかんないような吹き替えもあったりして、そんな人達が「イマクルース」とか馴れない人名を一所懸命喋ってるのを聞くと、なんか微笑ましい感慨に耽ってしまったりもします。

「ゴウダ カズンド」とか難しかっただろうなあ。

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2008年4月12日 (土)

神へ「殺せよ! 俺のことが気に食わないんだろ神様ァ! 俺もお前なんて大嫌いだバカァ!!」

そんな台詞が清々しく心に残るアニメ『銀魂』

監督は『スクールランブル』と同じ人らしいです。

ジャンプの漫画には昔から突っ込みたいことがいっぱいあって、「誰か言えよ、言ってくれよ!」っていつも思ってたんですが、それを見事にやり遂げてくれています。

そして意外とこれテクニック的にスゴイことなんじゃないかと思わせてくれるのが「~っぽい編曲」。

巧みに著作権の面倒臭いところをすり抜けています。

「本当にすり抜けられてんのかな?」って心配になります。

『夏影』もそんな感じで作られたらしいけども。

こういうトコから名作が生まれるのかなあ。

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2008年3月22日 (土)

はじめの一歩『チャンピオンロード』

もうこの試合は現実も含めてボクシング史上に残るんじゃないかと。

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途中からかかるこの曲も、フルコーラス聴くとタルい歌声で寧ろイラつくんですが、この感じだと最高に気分を盛り上げてくれています。

やっぱ演出がうまいんだなあ。

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2008年3月18日 (火)

桜庭コハル『みなみけ』

『あずまんが大王』以来、「日常を淡々と描いた作品」というのがもう、一ジャンルとして定着した感がありますが、小説雑誌『メフィスト』だったか『ファウスト』だったかの新人賞選評で、

「ただ日常を描くというのは物凄く高度な技術がいることです。あなたはまだその域には達していません」

とかいう、バッサリぶった切ったことを書かれていた人がいました。

それがマンガやアニメでならできるというのは、やはり作画の力が大きいのでしょうか。

『あずまんが大王』は高度に仕上がっていた作品だと思いますが、『みなみけ』や『らき☆すた』は「その域」に達していなかった回も多々あったと思います。

それでも人気を保てたのはキャラの魅力ですよねえ、やっぱり。

これが小説にはない、マンガ・アニメの利点なんでしょうねえ。

こういうの一回、アイドル満載のドラマで挑戦してみてくれないかなあ。

無理かなあ。

演技力的に。

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この記事、一回書いたことあったような気がする……

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2007年8月20日 (月)

梅澤 春人『カウンタック』

スーパーカーブームの世代ではないので別にカウンタックに特別な思い入れなどないんですが、最近面白いクルマ漫画がないので、試しに読んでみました。

カウンタック 8 (8) (ヤングジャンプコミックス) Book カウンタック 8 (8) (ヤングジャンプコミックス)

著者:梅澤 春人
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内容は、昔、峠の走り屋だった平凡なサラリーマンの兄ちゃんがある日未来の自分に宛てた手紙を受け取り、子供の頃の夢だったカウンタックを手に入れようと一念発起、貯金はたいて探し出すんですが、結局「カウンタックに対する熱い想いを語ってくれたら格安で譲る」とかぬかす大富豪のじいさんに行き当たり、手に入れるという、どうでもいい展開で始まります。

その後はやたら根性の悪い他のスーパーカー乗り達と峠とか首都高とかでバトルしたり、そのバトル相手の姉ちゃんと勝負後、イイ感じになったりどうでもいい展開が繰り返されます。

車モノの定番ネタを焼き直してるようにしか見えない展開です。

業界では鉄板なんでしょうね。

他のクルマ漫画にハマってないスーパーカーブーム世代にはバッチリでしょう。

それはともかくこの漫画では、ドアハンドルがどこにあるとかライトとリトラクタブルのスイッチが別だとか、メーターの並びがどうなってるかとか、動力性能だけではなく内外装の細かい特徴を一々解説しているのが面白いです。

スーパーカーのインパネまわりがどうなってるのかなんて雑誌見ても分かり辛かったりするし、実は気になってた所なんですよね。

そんな下らない所に拘ってる人って案外いると思うんですがどうなんでしょう。

つまり要するに資料的価値があります。

今後もどうでもいい対戦パターンにハメて色んなスーパーカーが出てくるでしょうから、資料としてチェックしとくのもいいかも知れません。

どうでもいいどうでもいいと言ってますが、主人公や登場人物に対戦の結果が気になるほど感情移入できる魅力がないのですよ。

悪いヤツもひたすら悪いだけで、浅い。

人物描写が浅薄って言うんですかね。

車にウェイトをかけ過ぎてるのかも知れません。

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2007年8月19日 (日)

桑沢篤夫『緑山高校』

野球は嫌いなので、今の甲子園がどうなっているのか既に終わっているのかどうだかどうでもいいんですが、

野球マンガは好きです。

緑山高校 1 甲子園初出場!!編 (1) Book 緑山高校 1 甲子園初出場!!編 (1)

著者:桑沢 篤夫
販売元:ホーム社
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スカパーでやってたので久々に見てしまいましたが、これはやっぱり名作です。

努力がどうの、チームワークがどうのと歯が浮くような腐った正論がまるでないのがいい。

何より力ワザの描写が最高。

作者もひょっとしたら野球嫌いなんじゃないかな。

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2007年7月 6日 (金)

雇われテロリスト「ジェット火炎で穴を開けるだけの弾なんだ!」

「成形炸薬弾は」という話が、

GUNSMITH CATS BURST 3 (3) Book GUNSMITH CATS BURST 3 (3)

著者:園田 健一
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に出てますが、気になったのでウィキで調べてみました。

どういう話かと言うと、テロリストがよく持ってる「RPG-7」というロケットランチャーみたいなヤツは「モンロー効果」という爆薬の爆発力を一点に集中させる理論に基づいて戦車等の装甲を貫通させる効果をねらった成形炸薬弾という弾頭を使う兵器だと。

だから車のドアに「内側から」当たった場合はジェット火炎がドアを貫通して全部外に抜けるから車の中にいる人は無傷。というシーンがマンガの中に出てくるんですが、

単純に考えて、そんなわけないだろうと思ったんです。

クレイモアでも確か「こっちの面を敵に向けるべし」とは書いてあっても後ろ側は安全というわけではなかった筈。

映画はともかくニュース映像やYOUTUBEで見るRPG7の威力はそんなものではなかった筈。

で、調べてみると色々出てきました。

まずモンロー効果で一点に集中する爆発力は全体の20%~30%に過ぎず、それも数十センチ程度にしか効果を発揮しない。

残り70%強の爆発力は通常炸薬と同じく外側に飛び散る。

火薬の火炎ではなく、爆圧で液化した金属の噴流が熱ではなく「圧力」で装甲面の金属をまた液化させて貫徹する。

そもそもRPG7は擲弾発射筒であって、厳密にはロケットランチャーではない。

やたらむつかしく書いてあったので正確にはどうか知りませんが、大体こんな感じで合ってると思います。

要するに成形炸薬といえど、人間にとっては普通の爆弾と何ら変わらないってことです。

近くで爆発したら弾頭がどっちを向いていようとただでは済まないでしょう。

ちなみに上の漫画ではロケット推進剤に点火する前の弾頭を素手で掴んで、ロケット点火終了までそのまま我慢して、点火終了後に投げ返すという荒技を行うシーンがありますが、時限信管が付いている場合があるのでこれもやっぱりおかしいでしょう。

弾頭も成形炸薬だけではなく、榴弾とか熱圧弾とか色々あるみたいです。

以前、『宣戦布告』という映画でRPGを対人兵器として使うのは変だという批判がされたことがありましたが、結局のところ成形炸薬でも対人用として十分有効であり、対人用弾頭もちゃんとあるみたいなので別におかしくはないようです。

それにしても、

園田健一という人はまぎれもなく日本一のガンマニアですが、そんな弘法様でもこういうことがあります。

しかもこの巻の前半で映画の横撃ちや二丁拳銃を批判しているにもかかわらずです。

映画、小説、漫画、アニメと銃器・兵器に関する誤解の連鎖は止まりそうもありません。

この人↓も何か間違えたみたいです。

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2007年6月 1日 (金)

ソウスケ「肯定だ」

米軍などで「いいえ」の代わりに「Negative」と言うのは映画などでよく見ますが、その逆が「Affirmative」と言うかどうかは実際のところ知りません。どうなんでしょう?

そんな台詞が出てくるアニメ『フルメタルパニック!』

原作はマンガではなく、ハルヒと同じライトノベルです。

昔から本屋にある謎のコーナー。表紙はアニメ絵なのに中身は小説。よく女子中学生がたむろっています。

ワタシにとっては理解不能な人外魔境です。

一度『多重人格探偵サイコ』の小説版を買った時は訳もなくドキドキしたものです。

そんなことはどうでもいいんですが、マンガばかり読んでるはずのお子さんがこういう小説を読んでいる。

文学ではないにしろ活字は活字です。雑誌だって活字です。マンガだって「見る」ものではなく「読む」ものです。

ネットや電子グッズがいくら普及しても、アナログな本を買ってきて読むという習慣は決して消えてはいません。

誰も活字離れなんてしていません。

出版社め。小説家め。

マンガや読者のせいにしやがって。

高えんだよ!

一晩で読める本が1800円て何様のつもりだこの野郎。

ハードカバーは読み辛えんだよこの野郎。

大体、字がデカすぎるんだよこの野郎。

短編の量じゃねえかこの野郎。

まあ、それだけです。

じゃあの。

Meteora マイアミ・バイス フルメタル・パニック!Σ 5 (5)

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2007年5月18日 (金)

木村由姫「ラ・ラ・ラ・ラブ&……」

名前ぐらいは聞いたことがあるマンガ『フルーツバスケット』

見たことはないし見る気もないし、読んだこともないし読む気もないし、

でもこのAMVを見るだけで大体のことはわかってしまいました。

すごい編集センスです。

この手のビデオはファンがただ好きなシーン集めただけで、ネタバレもヘッタクレも無視しているのが常道ですが、これはそのままプロモーションに使えるんじゃないかと思えるくらいの出来です。

どこかの国のフルバファンも「作品の要素が全て詰まっている」と絶賛しています。

本編も面白そうです。

でもここは越えてはいけなさそうな一線に思えます。

なので本編は見ません。

ウィキペディアであらすじをチェックしたりもしません。

全23巻で完結してるからって、マンガ喫茶で通して読もうなんて思ってません。

だから男の中の男のアニメ、『ベルセルク』でも見ていましょう。

LOVE&JOY Music LOVE&JOY

アーティスト:木村由姫
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Music ラ・ラ・ラ・LOVE&JOY パラパラSUPER BEST!

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2007年4月13日 (金)

柴田亜美「完全無欠の少年は・・・」

「・・・欠点だらけの大人になる。」

というのは確か、漫画『南国少年パプワくん』の裏表紙か何かに載っていた言葉ですが、

南国少年パプワくん (1) Book 南国少年パプワくん (1)

著者:柴田 亜美
販売元:エニックス
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また変なアニメを見ていて、ふとこの言葉を思い出してしまいました。

トップをねらえ2! (1) DVD トップをねらえ2! (1)

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2004/11/26
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最近YOUTUBEなどを見ているとつい、変なアニメがアップされてないか探してしまいます。

危険な道に踏み込んだような気がして、怖くて仕様がありません。

この作品などは、Stage6に第一話だけがアップされていて、それをうっかり見てしまって、それが予想に反してかなり面白かったもんで、

結局、二話以降はレンタルで借りてきて見てしまいました。

中身は相当マニア向けで、かつフザけまくった演出をしていますが、話の軸はかなり凝っています。

「巨大ロボに乗れるのは子供だけ」という、そう言えばロボアニメってそうだな、と思い出したような設定に、幼児性全能感の喪失を重ね合わせたそうです。

劇中、この全能感に対する子供達の執着と大人達のノスタルジー、そしてその喪失の様は実に露骨に、えげつなく描かれています。

特に、喪失を拒絶して成長した子供や大人の歪なカタチには何だか身につまされるものがあります。

でも本来の成長物語ってこうあるべきなんでしょうね。

悟空がどれだけ修行しても超サイヤ人になれないとか。
それで子育てや生活や仕事におわれて「強くなる」とかもう、どうでもよくなっていく感じ。

でも幸せは幸せ。

そんな成長。

・・・・・・・・・・。

ちょっと嫌ですね。

別にアニメで見たくないですよね。

その辺の処理がこの『トップをねらえ2!』は唸るほど上手かったと思います。

最期はちゃんと努力と根性で敵を蹴り倒します。

実にスカッと解決する結末で、でも内的な「喪失」という成長にはやっぱり抗えなくて、

そんな部分がとても感動させてくれます。

さらに80年代に製作されたという、前シリーズから引き継いでいるパートがとてもいいアクセントになって感動を増してくれます。

興味を持たれた方はぜひ、再編集された合体劇場版をどうぞ。

トップをねらえ2! & トップをねらえ! 合体劇場版BOX (初回限定生産) DVD トップをねらえ2! & トップをねらえ! 合体劇場版BOX (初回限定生産)

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2007年4月 1日 (日)

乙姫「エッ?ていうかあの、なんで来たんですか?」

というのは増田こうすけ劇場、ギャグマンガ日和2、第五話「がんばれ浦島太郎」において、竜宮まで来た浦島に「カメ助けたぐらいで」という疑問から乙姫が浦島に言い放ってしまった台詞です。

このアニメも1stシリーズの方にはfansubがついているんですが、外国人にどこまで伝わっているのか疑問です。

だいたい台詞が早すぎて読めないと思う。

それでもコメント欄には大ウケしてる感じのコメントが並んでるからまた不思議。

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2007年3月10日 (土)

BLEACH「血のように赤く」

骨のように白く

孤独のように赤く

沈黙のように白く

獣の神経のように赤く

神の心臓のように白く

溶け出す憎悪のように赤く

凍てつく傷歎のように白く

夜を喰む影のように赤く

月を射抜く吐息のように

白く輝き赤く散る

というのは、漫画『BLEACH』の単行本17巻冒頭に収められている詩です。

ワタシには何が言いたいのかサッパリですが、何かカッコ良かったので載せてみました。

この漫画はこんな感じの詩が単行本の冒頭に毎巻収められています。

中には引用もあるそうですが、基本的に作者自身が作っているらしいです。

たいしたもんだ。

作中でも呪文みたいな台詞の時はこのような漢詩っぽい感じになっています。

おそらくそのへんの素養が深い方なんだと思われますが、歌詞っぽいようにもみえます。

おそらく音楽の素養も結構なものなんでしょう。

だからきっとアニメ版に変なオープニングテーマやエンディングテーマが付けられていることを最初は悲しんだに違いありません。

でもだんだん慣れてきて「まあ、いいか」ぐらいに受け入れちゃって、“ロックミュージカル”なんていう、得体の知れない不気味なメディアミックスにもOKしてしまったんでしょう。

それはともかく。

『ワンピース』『ナルト』など、最近のジャンプは能力バトル系ばっかになってるみたいですね。

飽きないんでしょうか。

定期的に特訓・パワーアップがあったり、みんなで戦いに行ったのに、結局それぞれ一対一の勝負になったり、なんだかんだ言ってキレちゃったヤツが一番強かったり、前戦ったヤツが次は仲間になってたり、次の敵は必ず前より強敵だったり、「強さ」とか「守る」とかいったことに異常な執着を示したり、「胸部を貫通」とか尋常じゃないダメージを受けているのに「実は僅かに急所をはずしていた」とかスゴイ理由で生き返ったり、なんて言うか、『ドラゴンボールZ』と言うより、『魁!男塾』の世界。

最早パターンが読めるとかそういう問題じゃない。

作者ではなく、編集部の趣味だと思われます。

方針か。

どっちでもいいんですけど、やっぱりこの手の漫画を読むと、似たようなパターンを踏みつつ、結局最期はギャグで落としていた不朽の名作『GS美神』を思い出します。

ギャグセンスで言うと、『ナルト』<『ブリーチ』<『ワンピース』って感じですが、これらはオチまではギャグじゃないのでギャグマンガではありません。

ちなみにトビラの詩も『ブリーチ』<『さよなら絶望先生』って感じです。

絶望先生の方は明治文学っぽい感じです。

そんな事はいいんですが、つまり、

『ナルト』に飽きて『ブリーチ』を読んでみたら、こっちの方が面白かったんだけど、途中からやっぱり男塾パターンに入ってきて、なんかがっかり。

というか物足りない。

序盤の死神代行編のスキームで、えんどコイチの名作『死神くん』みたく色んな人達の人間模様を描くとか、『GS美神』みたくギャグオチでつなげていくとかして欲しかった。

今、一体ジャンプには何人「最強」がいるんだ?

っていうお話でした。

BLEACH 26 (26) NARUTO (巻ノ36) One piece (巻44) GS美神極楽大作戦!! 18 新装版 (18) さよなら絶望先生 第7集 (7)

死神くん (1) 死神くん (1)

著者:えんど コイチ
販売元:集英社
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2007年2月21日 (水)

月斗「人妻肉欲のスコーピオンデスロック」

というのは奇才・久米田康治の代表作『南国アイスホッケー部』の中で月斗(主人公)が部長に誘ったかどうかした、大人の映画のタイトルですが、細かいことは忘れました。

Book 行け南国アイスホッケー部 11 (11)

著者:久米田 康治
販売元:小学館
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当時中学生でしたがこの強烈なタイトルだけはよく覚えています。

この作家さんはこの作品の後半あたりから作風ががらりと変わってしまい、下ネタだけのギャグマンガから時事ネタ風刺路線へ移って行きました。

『かってに改蔵』ではその辺がかなり完成されていますが、連載開始時の設定が途中から完全に無視されるのは相変わらずです。

かってに改蔵 (15) Book かってに改蔵 (15)

著者:久米田 康治
販売元:小学館
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ワタシは下ネタ時代の『アイスホッケー部』が忘れられず、その後の作品は敬遠していたんですが、思うところあって、いや暇だったので最新作『さよなら絶望先生』を読んでみました。

さよなら絶望先生 第7集 (7) Book さよなら絶望先生 第7集 (7)

著者:久米田 康治
販売元:講談社
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この人は本当にスゴイ人かもしれない。

似たような路線では木多康昭氏がいますが、ワタシはこちらの方が上だと思います。
というか他にもやくみつるとか社会風刺するマンガ家はいっぱいいますが、確実にこの人が一番上手いと思います。江川達也など問題になりません。

パターンにハメて描いてはいるんですが、よくもこう、毎回毎回思いつくものだなと。

なんせ一回一回読みきりですよ。

半端じゃなく皮肉が上手いんですよ。

今さらですが、このブログもこういう風にしたかった。

批評もデトゥーシェが言うほど易しくないようです。

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2007年1月30日 (火)

スタッフ「こんなカッコ悪い靴見たことない」

というのは、『水曜どうでしょう』において、海外ロケに行く際、道内ロケと偽られた大泉洋が雪対策として履いてきた靴、“スノーモック”に対してスタッフが言い放った言葉です。

この靴、雪国の人には昔からお馴染みですが、ハーフブーツぐらいのサイズで内側はボア、生地はナイロンで甲側に一本のチャックが入っているという、機能面では抜群ですが見た目は最高にダセェ靴です。

雪国ではオバちゃんがよく履いています。

さて、そんな“スノーモック”みたいな靴をみんなが履いている変なマンガ、
『GUN SMITH CATS』のお話です。

GUN SMITH CATS 5 (5) Book GUN SMITH CATS 5 (5)

著者:園田 健一
販売元:講談社
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著者はおそらく日本一のガンマニア、園田健一氏なので、銃や車の描写には文句のつけようがありません。

「あんな神業みたいな撃ち方できるわけない」と思っていましたが、先頃YouTubeで『リボルバーで12発を3秒弱で撃つ男』というのを見てしまったので、

「人間頑張れば何でも出来るんだなあ」と思いつつ、このマンガを読み返してみました。

著者本人が認めていることでもあるようですが、この人は状況を説明するのが下手です。

説明台詞が多いというか、登場人物達の物分りが良すぎるキライがあります。

読者としては話の流れでなんとなく推測をつけながら状況を把握していきたいところなんですが、謎は謎のままとしても。

このマンガのキャラ達はみんな冷静で感情的な行動に乏しく、理論的な行動をとります。こちらとしては推測を挟む余地もなく、彼らの理に適った説明・行動をただ受け入れるしかありません。

つまり入り込みづらいんですよ、物語に。

この傾向は反物質・反重力を詳しく描写したSFロボット大作『砲神エグザクソン』でより顕著です。

その『砲神エグザクソン』でも共通して服がダセェ。

スノーモックに代表されることですが、他にもスカートやジャケットのシルエットがおかしかったり、変な帽子被ってたり、変な髪形してたり、ほっぺに変な星マークがついてたり、80年代美少女アニメのノリです。

特に気になるのはスノーモックの他に、ガンスミスキャッツの主人公ラリーがここぞという時に着る革のライダーズスーツがあるんですが、これは戦闘服代わりということなんでしょうけど、ライダーズスーツというのはバイクに跨って前掲姿勢を取っている時に合わせて作られているものなので、普通に立って歩くぶんには非常に動きづらい代物なのです。

こんなもん着て飛んだり跳ねたり走ったり。

しながら撃ち合う。

なんて。

銃・車の描写やもともとの状況設定が緻密なだけに残念な作品です。

ワタシは両方全巻揃えてしまいましたが。

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2006年11月 4日 (土)

アンパンマン『アンパンマンとそうめん和尚』

随分と前のことになりますが、ある日何気なくテレビを観ていると、アンパンマンが始まりました。

当然の如くチャンネルを変えようとしましたが、その日の表題、『そうめん和尚』というのがどうも気にかかり、久々にサワリだけでも観てやろうかなという気になったのです。

すると序盤からさっそく出てきました「そうめん和尚」。

どこから見てもただの和尚さんです。なんの変哲もありません。

なんだ。

と、一瞬素直に受け入れかけましたが、

ん?

なんか変だ。

この和尚、普通すぎる。デフォルメがない。

つまり人間の姿をしている。

ちょっと待てよ。

この世界での人間はジャムおじさんとバタ子さんだけではなかったか?

ジャムおじさんとバタ子さんが本当に人間なのかどうかはともかく、少なくとも人間の姿形をしているのはこの二人だけという約束ではなかったのか?

なんと!

ここに来て新たな人間キャラが加わるのか!

ともう、ワタシは俄然興奮状態に。最早物語から一瞬も目を離せません。

その物語がまた秀逸の出来でした。

アンパンマン達はそうめん和尚の所に行き、みんなで流しそうめんをしようという話になります。それを聞きつけたバイキンマンは組まれた竹の樋の中間地点あたりに穴を開け、そこから何十メートルにも渡る竹のパイプラインを敷くのです。それを森の中まで引き込み、流れてくるそうめんを森の中で一人ですするのです。

森の中で。

うまそうに。

そして楽しそうに。

そうめんが流れてこないので訝しんだアンパンマン達は、終にこの壮大なパイプラインを発見し、ラインを辿ってバイキンマンのもとに行き着きます。

バイキンマンを発見したアンパンマン達は怒り心頭、一人ぼっちのバイキンマンに対し、アンパンチなる鉄拳制裁を加えようとするも、間一髪、バイキンマンは持ち前の科学力を駆使、UFOで逃れようとします。

そこでかの、そうめん和尚が登場。

衝撃でした。

なんと和尚、長く伸びた白髪の眉毛をさらに伸ばし、そう、あたかも生きたそうめんのように伸びた眉毛で空飛ぶバイキンマンのUFOをがんじがらめに捕らえ、上下左右に振り回した挙句、地面に叩きつけたのです。

慈悲のかけらもありません。

・・・一見人間に見えたそうめん和尚はやはり、人間とは程遠い存在でした。

昔観た記憶なのでこの後どうなったかはよく覚えていません。

おそらくはバイキンマンに一緒に食べようと誘うハートフルなくだりがあったかとおもわれますが、途中からバイキンマンの方に感情移入してしまったため、さて、どうであったか。

確かドキンちゃんは変装してそうめんパーティに潜り込み、途中、正体がバレるも仲良く打ち解けてしまうというくだりがあったと思います。

その光景を見ていたバイキンマンが意地になってしまい、あのパイプライン作戦を決行するという流れになっていたのではないでしょうか。

それにしてもバイキンマン・・・・・、

君って人は・・・・・・・。

君こそが人間の苦悩そのものだ。

いつかあの偽善者ヅラした菓子パン野郎をやっつけてくれ。

そして胴体の部分に何が詰まってるかワタシ達に見せてくれ。

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2006年10月25日 (水)

立て看板『熊出没注意』

近頃我が家の近くでは熊の出没が相次いでいます。

その数は去年の倍。

射殺された数も去年の倍。

ザックリいかれた方も去年の倍。

温暖化の影響でしょうか。

それとも米軍の秘密兵器のせいでしょうか。

あるいは子供たちがマンガを読んだりゲームばかりしているからでしょうか。

うちにも柿の木があるので、いつ熊さんがやって来てもおかしくありません。

警察の方から、とっとと柿の収穫をすませて周りをトタンで囲っとくようにお達しが来ました。

面倒なのでもちろんそんなことはしません。

怖い怖い。

飼っていた犬は夏に死んでしまったので、もう彼の、なんか、「ぎゅるぎゅるぎゅるー」って回転しながら突っ込んでいく技は見られません。

何かのイヤリングが効くと、ものの本で読んだことがありますが、何だったか出てきません。

どうしよう、どうしよう。

銀牙―流れ星銀 (1) Book 銀牙―流れ星銀 (1)

著者:高橋 よしひろ
販売元:集英社
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2006年10月20日 (金)

サントブーブ「僕らは批評するときに、他人を判断するより遥かに多く自分を判断しているものだ」

との言葉を踏まえて他人を判断してみたいと思います。

今日は作家がサボってるとしか思えない3作品。

湾岸MIDNIGHT 35 (35) Book 湾岸MIDNIGHT 35 (35)

著者:楠 みちはる
販売元:講談社
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随分前から批判されていることですが、ある時期から妙に説教臭くなっています。

それは作家も歳を取りますから別にいいんですが、

いまだに(笑)とかを台詞につけるのはどうかと思う。

というか、そういうニュアンスを表現するための漫画媒体じゃないのか?

絵に描けコノヤロウ。

日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ (第21巻) Book 日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ (第21巻)

著者:江川 達也
販売元:小学館
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最初の頃は取材も緻密で、描写も細かく、かなり評価できる作品だったのですが、

19巻あたりからスクリーントーンがなくなり、ほとんど墨絵状態です。

激しい戦闘の描写も「ドンドンドンギュイーンドカンドカン」といった擬音でコマを埋めてるだけ。

戦闘の経過を地図で説明したり、小さい字でゴチャゴチャ書くのは、最早やる気をなくしているとしか思えません。

小説じゃないんだから。

絵を描けコノヤロウ。

頭文字(イニシャル)D (33) Book 頭文字(イニシャル)D (33)

著者:しげの 秀一
販売元:講談社
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この漫画はもうどうしようもありません。

「ギュイーンギャリギャリギャリ」で一話が終わってしまうという、ある意味革新的な作品。

それも5、6ページで終わります。

ヤンマガで読んでた頃は「えぇ?」としか言えませんでした。

高橋涼介に勝った時点で辞めときゃよかったのに。

もう、拓海は誰と戦っても負ける訳にはいかない展開に。

速さのインフレがおきています。

初期の頃にスゴイとか勝てないとか言ってた展開は何だったんでしょう?

ワタシ達は凄く低次元な争いに一喜一憂していたようです。

辞めちまえコノヤロウ。

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2006年9月30日 (土)

アスカ「パパ、ママ、見て!私を見て!」

それはともかく。

どうも最近の親御さんは子供に「パパ・ママ」と呼ばせる方が多いようですね。

「とーちゃん・かーちゃん」の方がカワイイのに。

ねえ?

メタモフィギュア 新世紀エヴァンゲリオン 惣流・アスカ・ラングレー よつばと! 6 (6)

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