ジョン・スタインベック『エデンの東』
なんかノーベル賞の時期になる度、村上春樹の名前が出てきて、そのくせ受賞しないもんだから鬱陶しいことこの上ないんですが、今回は過去の受賞者からスタインベックを読んでみた話です。
太田光さんがラジオで目一杯時間とって絶賛していたので読んでみたんですが、
いやもう格が違いますよ。
これがノーベル文学賞の水準だとしたら、村上春樹には無理です。
ワタシは太田光が嫌うほど村上春樹を嫌ってはいませんが、評価されすぎだとはさすがに思います。
むしろ海外で評価されるのは仕方ないとして、日本では評価しちゃいけないと思うのです。
漱石の逆ですな。そういう事があってもいいんじゃないかと。
さて、『エデンの東』ですが、
映画で有名な部分は第4部、最終章にあたります。
なので映画だけ観て「知ってる」ことにしないでください。
あとね、
いやもう、一辺読んでみてくれとしか言えませんよ。
すんげえんだ。
父と子の愛憎、兄弟の葛藤の話なんだけれども、果てはキリスト教の根源にまで話が及んで、田舎町の親子から欧米人の信仰とは何だったのかという壮大なスケールに発展するのです。
抽象的に言えば、「原罪」を背負い込まされたキリスト教徒が「選択」を「許される」までの話。
何のこっちゃわからないでしょうね。
ワタシも何を書いているのかわかりません。
太田さんがランキング紹介なのに、この本一冊に全ての時間を費やして紹介した理由がわかります。
だからとにかく読んでみてくださいよ。
欧米人がなんであんな考え方や行動をするのかがわかります。
聖書読むよりわかりやすいです。
それはたった一つの言葉の誤訳から始まっているのかも知れません。
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