« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2009年11月29日 (日)

ウォンカ「何かしようとすると家族が必ず邪魔をする」

チャーリー「心配してるんだよ」

ワタシ「それはつまり『心配』という親自身のストレスを解消しようとしてるに過ぎず、必ずしも『子供のため』とは限らないぞチャーリー」

とテレビに向かって突っ込んでしまったジョニー・デップの映画『チャーリーとチョコレート工場』

チャーリーとチョコレート工場 [DVD] DVD チャーリーとチョコレート工場 [DVD]

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2009/07/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

自分のことしか考えないのはお互い様なんですが、992円だそうです。どうでもいいですが安いですね。

なにやらファンタジックなチョコ工場に五人の子供が抽選で招待されて見学に行くお話。その中から一人だけ特別賞が貰えるんだそうな。

地球を救う為に集まったチームが都合よく一人ずつ減ってくパターンなのかなと読んだのは秘密です。

そういう感じではなかったものの、一人目が脱落した時に「うわぁ、このパターンで全員分やんのか」といきなりうんざりしてしまった感じは『バトルロワイヤル』に似ていました。

まあそんな感じで進んで行ってハッピーエンドにおさまるわけですが、なんか嫌な気分が残るんですよね。

表題にした家族神話的まとめ方もそうなんですが、脱落していく4人の子供達がなんか可哀相で。

確かに嫌なガキばっかなんだけども、嫌な奴ってのは孤独と引き換えに先に一歩進む奴なんじゃないかと思うのです。

その恩恵を寄り集まって暮らしてる我々小市民が受けてるんじゃないかと思うのです。

その代わり富と名声を嫌な奴に認めてるんじゃないだろうか。

そして孤独じゃない代わりに、富と名声がないことを我々は納得しているんじゃないだろうかと。

徳の高い、理想的な人間もいるにはいますが、なかなかそこまでいけるもんじゃないし、不完全な我々が全てを手に入れようというのはやはり傲慢でしょう。

対価を払うように犠牲を払わなければならない。

そうやって犠牲を払って生きている人は、例え嫌な奴でもそう馬鹿にしていいもんじゃないと思います。

絶対友達にはなりたくありませんが。

この映画、なんとなくそういう毒を確信犯的に含ませているような気もするんですが、偶然そうなっただけかも知れません。

深読みしすぎですかね。

いずれにしろ、子供にはいい映画なんでしょう。でもこれを観て素直に感動する大人はちょっと危険だと思います。

あと、

寝たきりの老人を4人も抱えていることで若夫婦の生活が圧迫されているのにもなんか切なさを感じました。

寝たきりの老人を長生きさせるために、若者が死んでいく現代の状況はどうしようもなく不条理過ぎて泣けるんです。

バトル・ロワイアル [DVD] 銀齢の果て (新潮文庫)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年11月23日 (月)

誰かが言った「つまんねえよ」

BPOによる最近のテレビ・バラエティー番組に関する意見から。

BPOがバラエティーに文句言うらしいというニュースを聞いた時には、また何てつまんない事をするんだと。

また制約を増やしてつまんなくしちゃうのかと。

また「子供に悪影響」とか「公序良俗に反する」とか「電波の私物化」だとか訳のわかんない稚拙な論理でごちゃごちゃ言うんだろうと思っていたんですが、ココログニュースによると、どうもそういう事ではなかったらしい。

で、ワタシも読んでみました。

いや立派な評論ですよこれは。

上記の「子供に~」とかの話も紹介されていますが、ちゃんと「なぜ視聴者はそういう事を言うのか」という分析をしているあたり、プロの仕事です。

そう、情報はそのものよりも受け取り方が大事ですよ。

全体的には無駄な虚飾が多くて、ざぁっと読むしかない文章になってますが、どうやらそれも現代バラエティーに向けた皮肉のようです。

内容は結局のところ、「面白いか面白くないか」という話になってます。

倫理がどうとか不謹慎だなんだと言われるのは結局、つまんないということの言い換えに過ぎない。

なぜつまんないかというのを視聴者が素人なりに分析すると、不謹慎だなんだとなって、差別的とか公序良俗とか言葉の権威を借りてテレビ局に送られる。

その裏にあるのは社会構造の変化だったりして、昔は権力だったものが今は権力でなかったりするものだから、権力に立ち向かうつもりで昔と同じものに立ち向かうと実質弱い者いじめをしてることになると。

そこで起きる笑いは昔とは似て非なるものですよと。

それでも笑う人がいる以上数字にはなるけども、それは昔と同じことをしたことにはならないし、ウケたことにはならないし、それをしたがるのはやはり間違いですと。

いやまったくその通りです。

強者と弱者というのはそう固定されているものではなくて、常に入れ替わっているものです。

その変化を視聴者の方が敏感に感じ取っていて、本来そういうアンテナが鋭いはずのプロ達が鈍感になっている。

なるほどねえ。ワタシは視聴者にバラエティー慣れしていない世代が増えたからあんなつまんない批判がされるようになったんじゃないかと思っていましたが、確かにそういう見方も正しいと思います。

プロが鈍感になった原因も書いてありましたが、ワタシはプロじゃないんでよくわかりませんでした。

プロ向けの意見書なんでいいんですが、やはりテレビ局の体質的なもののようですね。

ま、なんだかんだ言って恵まれすぎてますからねテレビ局は。

大衆も恵まれていた時代なら同じ方を向けていたのかもしれませんが、潰れない会社にいるヤツはやはり強者に見えます。

やっぱいくつか潰れた方が危機感出ていいんじゃないですかね。

とは言え大衆も常に弱者とは限らないのが現代社会。

集団心理に押されて大衆が強者になる時、ちゃんとメディアは立ち向かえるんでしょうか。

メディアは常に常識を疑い、体制を批判しなければならない。

「壁に当たって壊れる卵があるならば、私は常に卵の側に立つ」と言った作家がいましたが、そうでなければ本当に面白いものは作れない。

つまりは少数の弱者の味方をしなければならないんですが、「持ち上げて落とす」といったように、弱者が強者になる瞬間は必ず捉えるくせに、沢尻エリカや倖田来未の謝罪みたいに強者が弱者になる瞬間はサッパリ捉えられないのが昨今のメディアです。

その辺はワタシの私見ですが、この意見書、プロの方は結構マジメに受け取った方がいいと思います。

決して不利益にはならないと思うので。

テレビ作家たちの50年 Book テレビ作家たちの50年

販売元:日本放送出版協会
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マスター「自分が本気で惚れた女、安く見るもんじゃないよ」

TBS系『深夜食堂』第7話から。

深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル) Book 深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル)

著者:安倍 夜郎
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

いいこと言うじゃねえか、マスター。

まったく、こんないいドラマ何時の間にやってたのか。全然知りませんでした。

ので、いっきにまとめて観てやりました。

深夜0時から朝まで営業している飯屋、通称「深夜食堂」 

メニューは豚汁定食のみ。あとは、作れるもんなら何でも作るよっていうお店に夜な夜な集まる、普通で、風変わりで、疲れてて、傷付いてて、夢があって、元気もあったりなかったりするようなお客たちの話。

暗いんだけど暗くない。しみじみとした物語です。

こういうお店、昔クラブ通いしてた時にお世話になりました。

当時深夜営業するファミレスみたいなのがまだなくて、踊り疲れてクラブから抜けてきた若者や別のクラブから抜けてきたホステスやホストが小汚い昔ながらの定食屋に集まっている光景を見て、異様な感じがしたもんです。

流行のどこにいるのかわからなくなりますからね。

でもそれが好きだった。

むしろ夜中にそこでメシ食うことが楽しみでクラブ行ってたようなもんでした。

さすがにメニューはありましたが。

ドラマの方では毎回カギになるメニューが一品出てきます。それが無茶苦茶うまそうです。

「バターライス」の回ではあまりにうまそうだったんで、実際に作って食ってみました。

脂っぽかった。

入れすぎたのかな?

とにかくワタシの口には合いませんでした。

残念です。

こういうのは観てるだけの方がいいのかも知れません。

ところでこのドラマ、音楽も抜群にいいんです。

死ぬほど暗いんだけど、なんとなくこの音楽のおかげで暗くなりすぎてないという気がします。妙な言い方ですが。

大体音楽のいい映画やドラマにハズレはありません。

音楽を選ぶセンスが良いということは、モノの良し悪しがわかるということなんでしょう。

ビートたけしさんがとある授賞式で出会った『ゆれる』のプロデューサーを叱りつけたという話があります。

スーツにスニーカーを履いていたからです。

「そういう貧乏臭さが映画に出ちゃってんだよ」

と言ったらしい。

一つのことに特化したセンスを持つ人がそれだけをやるのなら問題ないのかも知れませんが、映画みたいな総合芸術では通用しないようです。

いやホント他の監督にも見習ってほしい。というか、ちゃんとそういう監督選んでくれよ。

ぞんざいにただオーケストラ当てりゃいいと思ってるヤツとか、チープなポップス当てるヤツとかに監督やらせるんじゃねえよ。

そういう意味で島田紳助さんにお笑い以外は無理だと思う。

そういう点で松本人志さんは結構微妙なところだと思う。今後良くなりそうですが。

ちなみにワタシがさっきから言っているのは、OPと挿入歌の方で、ED曲ではありません。

ところが公式サイトではなぜかEDの方が主題歌扱いです。

なんかのしがらみかな?

ぜいご Music ぜいご

アーティスト:鈴木常吉
販売元:オフノート
発売日:2006/10/29
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月21日 (土)

仕様変更

このココログには長らく重大な欠陥があって、それはカテゴリーをどれか選択するとそのバックナンバーがズラッと全て一ページに表示されてしまい、重いわ探せないわでとてつもなく不便だったもので、しかもずっと放置されていたものだからこちらで何とかするしかなくて、カテゴリーを増やして記事を分散させるという方法でどうにか誤魔化してはいたものの、それじゃ際限なくカテゴリーが増えてしまうし、大体コレ同一カテゴリーだろ? ってのも無理矢理振り分けなきゃいけなくてもう困っちゃって、他のブログサービスに乗り換えることも検討したんだけれども、またイチからやり様覚えるのもかったるいしどーしよーかと考えた挙句、風柳亭という目次スクリプトを公開しているところからそれを借りてきて、こうかな? こっちかな? ってトライ&エラーを繰り返し現在の形に落ち着いているわけですが、

それをやった途端「カテゴリーバックナンバーの目次化に対応」ですと。

なんだよもっと早くやってくれよ。もうやっちゃったじゃないか。この仕様に慣れてきたとこだったのにもう。

でもどうだろう。今の仕様と変更されたココログ純正仕様はどっちが見やすいだろうか?

純正の方が軽そうには思えるんだけども、やっぱりバックナンバー探すには今の仕様の方が見やすい気もする。

見る人のPCスペックにもよるんだけども。

とりあえずはまあ様子見ということにしておきます。

それはそれとしていい機会だから過去記事を少し整理しておこうと思い立ったんですが、あらためて見直してみるともうなんかもう、メンドイ。

消したい記事もカテゴリーを変えたい記事もいっぱいあるんだけども、コレを消してコレはこっちにとか考え出すともうなんかもう、面倒臭くって。

大体整理するにしてもココログのシステムは面倒臭い感じに出来ちゃってるんでもうなんかもう、どーしよーかやめとこーか考えてるだけでスルーしちゃってここ数日が過ぎています。

やった途端にまた整理システムが改善されたりしそうな気もしなくはなかったり。

まあどーでもいい話ですが、またしばらく更新が止まったりしてたら頑張って整理してるんだなとでも思ってください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月17日 (火)

「女は全身の肌で男を感じる。」

「男の指先に、欲望の匂いしかしなければ、どんなに男ぶりがよくても鳥肌が立つだけだ」

山本兼一『火天の城』からの一説。

そうかあ、同じ事をしても風俗嬢の反応がイマイチなのはそういうことだったか。

それはさておき。

火天の城 (文春文庫) Book 火天の城 (文春文庫)

著者:山本 兼一
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

安土城を建てた大工の話。

浅田次郎、宮部みゆき、夢枕獏が推して松本清張賞を取り、映画化までされた本ですが、ワタシとしては「そんなに面白いかなあ」って感じでした。

浅田次郎の選評には「歴史に敬意がある。人物描写が明晰かつ正確。知識が豊かで衒学的でない」とあり、その通りだと思うんですが、個人的な好みで言えばもっと不完全なゆらぎのある小説の方が好きなんです。

まるで無駄のない、計算されつくした小説には確かに圧倒されるものがありますが、しょっちゅう脱線したり、虚飾がくどいところがあったり、作者が明らかに感情的になってる部分が垣間見えたりする方がなんとなく人間味があって好きなんです。

主人公も模範的な職人気質の大工さんで、その息子は未熟ながらも城に関わるうち立派にになっていくんですが、人間味という点で物足りません。

娯楽活劇の作法といえばそれまでだけども、例えば「腕はいいけど人としてクズ」とか、『のぼうの城』みたいに「何もできないけど人望だけはある」とかいった主人公の方が、もっと深く人間性に突っ込めたんじゃないかと思うのです。

いい職人だからこその心の闇みたいなものも垣間見えなくはないんだけれども、いかんせん無駄がないつくりなもんで想像しにくい。

ちなみに映画では息子がいなくて親父さんにキャラが集約されてしまっていたり、色々違うみたいです。それをやると尚更安っぽくなるんじゃないかと思って、映画を観る気はなくな……いやその方がよくなってるのかもなあ……

まあいいです。

これはとにかく「エンターテイメントに徹する」ということにおいて現代基準ではお手本になるぐらいの完成度だとは思いますが、「徹すれば最後には文学性が高まる」のが本来の基準だと思うので、もう一歩いけたんじゃないかなと。

思う次第です。

それと重要なことをひとつ。

ワタシは本を読む時、傍らにメモを置いて、いい台詞や印象に残った一文を書き出しています。

特に何にもなりませんが、それで難しい表現や新しい価値観を消化できたような気になるのです。

『エデンの東』ではノートがいっぱいになりました。

今回は冒頭に挙げた一文だけでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月16日 (月)

渡部篤郎「お前は美人じゃないから」

かわいいなあ、この人って思いながら観てたワタシの立場は?

という、NHK土曜ドラマ『外事警察』の話。

いいやあ、面白かった。

『スタジオパークからこんにちは』という途轍もなくつまらないバラエティーに渡部篤郎が番宣で出てて、そのアナウンサーがカッコイイカッコイイって途方もなく下らないインタビューをしてたことに「鼻白む」ってこういう感じなのかなと勉強になったりならなかったりしたものの、ちょっと面白そうだからと思って観てみたのですが、『スタジオパーク』とは遥かにレベルの違う出来に感服しきり。

何で同じ会社でこんなに違うのか甚だ不思議でなりません。

登場人物も少ないし、無名の人も多いみたいだし、セットも御大層なものは何もなくて金かかってるようには見えないから民放の人も「NHKだから」なんていう言い訳は出来ないでしょう。

これはひとえにセンスです。海外に出しても通用すると思います。

なんせ調べたところ監督はあの、堀切園健太郎ですから!!

『篤姫』でなんかモメたとか何とかで降ろされたと言われていたあの、ややこしい名前の人ですから!!

他スタッフも『ハゲタカ』の面子ということで気合の入った脚本家の古沢氏は撮影が遅れようがどうしようが練りに練ったモノを書き上げたらしい。公式サイトに書いてあります。

麻生幾の小説がもとになっているようですが、クレジットでは「原作」でなく「原案」となっています。よっぽど翻案したんでしょう。

麻生幾は個人的に全く認めていない作家なのでよかったと思います。

物語はタイトル通り、対テロとかカウンターインテリジェンスの話。

外国でのスパイ網を持たない日本ですが、防諜に関しては冷戦時代からずっとレベルの高いものが発達しているとかしてないとか。

防諜機関があるのは確かですが、表沙汰になることはまずないのでどのくらい役に立っているかは現在も謎です。

そこに所轄の刑事がスカウトされる形で入っていくという、パターン的には使い古された手ですが、無闇にキレイ事をふりかざさない、人情ごとで始末をつけないあたりに脚本家の本気がうかがえます。

情熱ですねえ。

NHKだって予算は減ってるはずだし、視聴率も評価基準なんだから完全に無視していいわけではないでしょう。

それに最近のテレビ界は倫理やなんかがうるさくて表現の制約も厳しくなってます。

そういう制約の中でも発想と腕次第でいくらでも自由にやれるということをこの作品は証明しています。

「今は我慢の時」と生ヌルイものを作って耐えているだけの民放各社にも見習っていただきたい。

外事警察 Book 外事警察

著者:麻生 幾
販売元:日本放送出版協会
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月13日 (金)

六兵衛「世の中俺のような臆病者の方が多いはずだ」

というのは映画『ひとごろし』劇中の松田優作演ずる六兵衛の台詞です。

ひとごろし [DVD] DVD ひとごろし [DVD]

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2009/04/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

さる地方の藩に腕利き武芸者として囲われていた丹波哲郎。腕に驕って性情悪く、小馬鹿にしてた藩士達に闇討ちをかけられます。

そこは難なく返り討ちにしたものの、これで藩にはいられなくなり出奔。怒った殿様は上意討ちの命を下す。

ところが敵は腕利きの武芸者、城下には誰も手を挙げる者がいなかった。そこに唯一手を挙げたのが城内きっての臆病者で役立たずの誉れ高い松田優作でした。

ところが敵は腕利きの武芸者、普通にやって勝てる訳もないから、「世の中俺のような……」と一計を案じ、とんでもない奇策を弄して討ち取りにかかるというお話です。

奇策といっても奇想天外なトリックとか緻密に練られた詐術とかそういうんじゃないですから、そういう期待は持たないように。

ただ昔の作家はホントに面白いこと考えるなあって感心してしまいます。

展開自体には無理があるんですが、ちゃんと哲学が感じられるんで気になりません。

物語は置いといて、これは松田優作と丹波哲郎の演技対決みたいな趣があるんで、その話をしましょう。

ワタシの採点では何となく丹波哲郎の勝ちでした。

若い頃の松田優作はちょっとやり過ぎというか凝り過ぎというか考え過ぎの感があるんです。

優作かぶれで役者目指した感じの若い役者はよくこの辺の優作を真似るんですが、はるかに下手だし、見苦しいし、お手本にするところから選び間違えてるんでセンスもないし、先もないんでしょう。

それはともかく今作の優作は覇気強しでほんの弱冠空回りしてたりしてなかったり、微妙なところなんですが、普通にいつも通りサラッとこなして抜群の存在感を出しつつも愛しやすい悪役を演じきった丹波哲郎の方が上ではないかと。

でも頭打ってイカれた振りをするトコなんかまさしく優作劇場で見事なんですがね。

筋からいって振りなのは読めるんですが、「いやホントにイカれちゃったのかな?」って一瞬思わせられてしまう程の名演でした。

キーワードは「さかなつり」です。

ひとごろし (新潮文庫) Book ひとごろし (新潮文庫)

著者:山本 周五郎
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月12日 (木)

元防衛省

のキャリア官僚が辞めて、警察官の試験を受けなおして、イチ巡査として再出発したという記事を新聞で読みました。

なんでも東大からどこだかの企業に就職してその後防衛省に入り、ミサイル防衛などの仕事をしてた人で、出向でどこかの警察の課長かなんかをした時に先輩警察官達が非番で飲みに行ったりしてる時にも酔っ払いやおじいちゃんなどに積極的に声かけして助けてる姿を見て感銘を受けたのだそうです。

年齢的にギリだったので、わざわざOKになる自治体を探して引っ越したんだそうな。

そして今、交番勤務のド新人として酔っ払いにKOされたりしつつも頑張っておられるんだそうな。

ミサイル防衛を考えてた人が。

ちょっと前まで課長だった人が。

スゴイなあ。

立派だなあ。

まず非番でも当然のように声かけしてたっていう先輩達をスゴイと思ってしまいますよ。

べつに警官じゃなくてもしそうなもんですが、案外やらなくなってますからね、そういう助け合い。ムダに警戒心が高まっているのでしょうか。

営業マンやサービス業者が頭下げるのも仕事のときだけで、プライベートではその反動なのか頭が高くなる人が多いです。

公私の別なく人を助けて当然としているその先輩警官達は確かにエライ。

そんなことに感銘を受けてしまうのは本来不自然なはずですが、自然に受け取れてしまうのは世の中おかしくなってるってことの証左なのかも知れません。

それはそれとして一つ気になったのは、

防衛省のキャリアって特に格闘技の訓練とか受けてないみたいですね。

確かにいらないんでしょうけど、なんかねえ。

警官も最近は線が細くなってる気がするんでね。

かわりに婦女暴行事件とかで柔道部やアメフト部が逮捕されたりしてる。

正義感ってのは力持ちには育ちにくいんですかね。

力の無い人にこそ正義や道徳が育つんでしょうか。

それとも正義や道徳は弱者のひがみに過ぎないのか。

「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉がありますが、実は、

「健全な肉体にこそ健全な精神が願われるべき」という戒めの言葉だったようです。

力持ちは調子乗りやすいから精神修養を怠るなと。

調子乗った力持ちが自分に都合のいいように逆の意味にしたんですね。

同じ様に「武道は人間を磨く」とか格闘技好きは言いますが、武道経験者の犯罪も多いです。

それを言うと「極めなきゃダメだ」とか「中途半端にやめたヤツはダメだ」とか言い返されます。

そりゃ武道に限ったことじゃねえだろうよ。

何だって一緒じゃねえか。

強い力を持てば自動的にいい人になれる訳ではありません。

強い力を望むなら人一倍いい人になる努力をしなければ、自動的に悪い人になりますよというのが、文武両道の教えだと思います。

健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体 (角川Oneテーマ21) Book 健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体 (角川Oneテーマ21)

著者:内田 樹,春日 武彦
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

↑これを読んだわけではありません。タイトルが面白かったのでとりあえず載せるだけ載せておきます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年11月11日 (水)

並び下手

です。ワタシは。

本当にどーでもいい話ですが、レジや切符売り場などにワタシが並ぶと必ず二、三人前のおばちゃんが小銭ぶちまけたり、外国人が案内板見ながら固まってたり、店員さんが「ちょっと確認します」とか言ってどっか行ったりするのです。

必ずは言い過ぎでしたが、よくあるのです。

そのくせ隣の列はスイスイ進みやがる。

大抵は「あと二、三人だから待ったほうが早いかな」と思ってそのまま待ちますが、たまにはエイヤと乗り換えることもあります。

そうするとその乗り換えた列が止まるのです。

で、前の列が急に進んだりするんです。

そうかよ。

わかってるよ神様。ワタシのことが嫌いなんだろ?

いいよ。ワタシには疫病神と貧乏神がついてるからな。

こっちはこっちで上手くやっていくさ。

だからもうちょっかい出すんじゃねえ。

喜の行列 悲の行列 Book 喜の行列 悲の行列

著者:藤田 宜永
販売元:毎日新聞社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 5日 (木)

風斬氷華「バケモノの相手はバケモノが……」

いやいやいやいや、それ言い出したらこいつもあいつもそいつもどいつも悉く皆バケモノですから。

と突っ込んでしまったアニメ『とある魔術の禁書目録』

とある魔術の禁書目録 第1巻(通常版) [Blu-ray] DVD とある魔術の禁書目録 第1巻(通常版) [Blu-ray]

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2009/01/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

エスパー軍団と魔法使い軍団が戦う話なんですが、そのエスパー軍団が無意識に垂れ流してる微弱な超能力の力場だか磁場だかで自然発生した幽霊的な物理現象が風斬氷華というキャラで、魔法使いが作ったゴーレムと戦いにいく時にそういうことを悲しげに言っていたんです。

そりゃ突っ込まずにはいられませんよ。

ところで。

最近のアニメや漫画のSFには感心します。

能力バトルものは腐るほどあるのに、まだ次から次へと出てくる。一人一人能力が違うから考えるの大変だと思うんです。

新キャラの能力と主人公の能力をどういう兼ね合いにして主人公が勝つように仕向けるのか考えるのは本当に大変だと思います。

下手するとドラえもんみたいに矛盾だらけになっちゃうしね。

トキワ荘世代の作家はその辺の辻褄とかにあんまこだわんない人が多いんで、今読み直す時は注意が必要ですが、最近の作家は設定とか辻褄合わせをかなり厳密にやる傾向があります。

読者が許さないんでしょうね。

しかしSFには「もし世界がこんなだったら……現実のこの問題はどう展開するだろうか」という哲学的な思考実験みたいな面があるので、あんま細かいこというのも不粋だと思います。

とはいえ細かいトコがしっかりしてないとリアリティに欠けて入り込めなくなるのも事実です。

この両方の点で最近のSFはよく作り込まれてると感心するのです。

もちろんSF設定がただのエッセンスになって、普通の恋愛や友情物語になってるのも多々ありますが、それもまたファンタジーの作法と言えるのでいいんでしょう。

だからって「子供向け」の烙印を昔から押されてしまっているのが唯一残念といえば残念なことです。

とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫) とある科学の超電磁砲 3―とある魔術の禁書目録外伝 (3) (電撃コミックス) GS美神極楽大作戦!! 1 新装版 (少年サンデーコミックスワイド版) ONE PIECE (巻50) (ジャンプ・コミックス) BLEACH―ブリーチ― 40 (ジャンプコミックス) NARUTO (巻ノ48) (ジャンプコミックス)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 4日 (水)

本物を勝手に作った。

ということが世の中にはあります。

今もあるかは知りませんが、以前大阪の気合の入った業者が中国の工場を使って裏原系ブランドのニセ物を作ったことがありました。

良心的にも「ニセ物なので半額です」と言って売っていました。

ですが出来は完璧だったのです。

なぜなら本物も中国製だから。

グッチやらヴィトンやらの場合、最上の素材を使って熟練の職人が手作業で作る。だから大量生産はできない。でも欲しがる人はいっぱいいる。

だから値が上がるのです。

最近はどこもふっかけてるだけですが、元々はそうだったのです。

これはイタリアやフランスが工業化競争に出遅れて、大量生産市場に入れなかったという政策的な事情もあります。

まあとにかくブランド品の真贋を語るときには品質と希少性が主眼になっていたわけですが、先の裏原ブランドの場合はどうなのか。

素材は確かで、技術も確かな中国工場を使っていたわけですが、大量生産可能な代物を小口注文するだけで希少価値を出していたんです。

しかし同じく同じものを小口注文して作ったニセ業者は半額での販売が可能でした。

ということは本物も半額以下のコストで作れていたはずです。

そこに上乗せされていた金額は何なのかというと、デザイン料だということになります。

品質ではなく、デザインに金を払えと。

このデザインは俺しか出来なかったのだから、それだけの価値はあるだろと。

もっともだと思います。

でもそれはもう著作権の主張になっています。

粗悪なニセ物というか、同じ品質の海賊版を作られたことになります。

デザイナーも創作する作家なのだから、この権利は保護されるべきものだと思いますが、現状ではデザイン料の基準がよくわかりません。

ブランド品は高いほど売れるので、今はどこも本来の価値以上にふっかけています。

著作権使用料は元々明確に決まっているものではありませんが、本なら10%、歌だけなら1%と大体の相場があります。

デザインに著作権を主張してニセ物を排除したいのなら、デザインの著作権使用料も管理するなり規制するなりしてある程度の相場をはっきりさせた方がいいんじゃないでしょうか。

例えば作家と出版社みたいにデザイナーと版元を明確に分けるとか。

「Tシャツの出版社」みたいなものを作ってですね、各ブランドから注文を受けると。

Tシャツの出版権も握ると。

下請けにはどこの工場でも使えばいいし、ブランドとして値段を下げたくないんなら中間業者が入ったって平気でしょう。

ただしデザイン料は定価の10%とする。とか。

謎のデザイン料にぼったくられてる気がしてならないのでね。

それで結果的にはブランド品がお求め安い価格になると思うのです。

本当に質のいいもの、人気の高いものには適正な高値がつくでしょうが、同程度の品質でデザインだけが違うものは、人気のないものから淘汰されていくでしょう。

結局何が言いたいかというと、大したことないくせにブランドぶってるヤツがムカつくっていうだけの話です。

1/6 マーロン・ブランド BLACK REBEL 限定版 Toy 1/6 マーロン・ブランド BLACK REBEL 限定版

販売元:ホットトイズ
発売日:2008/08/20
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 3日 (火)

太田総理「音の違いなんてわかるわけない」

いやいや、そんなことはありませんよ。聴き比べればわかります。

そういうことじゃないんです。

あいつらはもう、理由なくムカつくんです。

先週の太田総理の怒り「オーディオマニアがなんかムカつく」という話です。

ワタシも概ね同感でした。

音の違いは確かに聴き比べればわかりますが、新しいパソコンの速さと同じく三日で慣れます。

大した事ではありません。

大した事ではないことに拘るのがマニアの心意気ですが、あいつらがムカつくのは自分の趣味を高尚なものだと思っていることです。

人に褒められる趣味だと思っていることです。

わからない方がおかしいと思っていやがるんです。

なぜか興味ない人を見下すような言い方をしやがるんです。

超イケ好かねえ。

他にもF1好き、スーパーカー好き、バーボン・ワインのマニア等にも同じことが言えます。

これに対し鉄道マニアなどは、一般人には絶対わかってもらえない、下手にごちゃごちゃ語ると偏見に満ちた目で見られる日陰者であるということを自覚しています。

だからなんか愛おしい。愛さずにはいられません。

ワタシも鉄道に興味なんてビタ一文ありませんが、鉄道オタクは面白いから好きです。

タモリ倶楽部の鉄ヲタの回なんて最高です。

いっちょ前のミュージシャンが電車の床にへばりついてモーター音に感動したり、一流の俳優が子供みたいにカメラぶら下げて電車の床下覗き込んだり、金があっても買えないだけにやることがけなげです。

フェラーリのオーナーズクラブなんて避暑地のホテル借り切ってミーティングとかやってんですよ!?

大抵首にストールだかショールだかマフラーだか巻いてんですよ。

「君」と「僕」で会話するんですよ。

走る時も「安全第一で~」とかヌルイこと言ってんですよ。

インタビューされると「あ、一応会社経営してます」とか遠慮がちに言うんですよ。

イケ好かないでしょう。

そういうのテレビで見て、自分がフェラーリ買ったとしても絶対このクラブには入りたくないと思ったもんです。

小倉智昭がオープニングでスピーカーやらアンプやら聞いたことないジャズシンガーの話やらをしだした時にも同様の印象を受けます。

そうですよ、ひがみですよ。

でも金持ちになって、あんな人間に成り下がるんなら金なんて、い、いらなくはないけどもそこはそれでなんか上手いことアレしてコレしてイイ感じになるといいなあチキショー!!

THE BEATLES 1 Music THE BEATLES 1

アーティスト:ザ・ビートルズ
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2000/11/13
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年11月 2日 (月)

内野聖陽が出てるならハズレはない。

この人は仕事選ぶのが上手いんでね。堀部圭亮の映画にも出たそうですが、そっちも面白そうです。

TBS『仁 -jin』の話。

なんでローマ字の副題をつけるんでしょうね。

カッコ悪いんですけど。

最近映画にもそういうの多いんですが、なんでしょうか。海外で受けるとでも思ってるんでしょうか。国際映画祭で賞取れるとでも思ってるんでしょうか。

あさはかです。

『仁』の話に戻ります。

大沢たかおが実力派とか何かに書いてありましたが、個人的には「そおかあ?」って感じです。

素人なんで正直よくわからないだけですが。

でも特別下手だとは思わない。特別上手いとも思わないけれども、確かに何となく安心感があるようなないような、いやまあ、よくわかりません。

かわりに最近の中谷美紀を語ると、ちょっと芝居に凝り過ぎてる感があります。

キツイ監督にコテンパンにやられて、それを乗り切ったせいで変に自信をつけてしまったのかも。

そのかわりに綾瀬はるかは素直な芝居をしてると思います。

強い意志を感じさせる台詞を喋らせると、声に力があって意外にハマる。

総合的には面白いドラマだと思います。

現代医学の歴史と原点が学べるのも興味深い。

でも戸田菜穂生きてて欲しかったなあ。

JIN―仁 (第1巻) (ジャンプ・コミックスデラックス) Book JIN―仁 (第1巻) (ジャンプ・コミックスデラックス)

著者:村上 もとか,酒井 シヅ,富田 泰彦,大庭 邦彦
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 1日 (日)

テレ朝と仲間由紀恵

が、組むともうほとんど仲間由紀恵劇場になりますね。

『アンタッチャブル』の話です。

カメラマン役の若造があまりに下手でムカつきますが、芦名星がエロいので許してあげましょう。

そんな芦名星も突っ張って気合の入った記事書いたわりに、部屋に落書きされたぐらいでビビり過ぎだと思うとか細かいトコ突っ込みだすとキリがないのでやめましょう。

そういうの差し引いてもまだ面白いと思います。

要潤も不思議と安定感あるし。

そういう役者の使い所をよくわかっている人が作っているんでしょう。

本当、最近のテレ朝にはいい人材が揃っているようです。

フジはダメです。

日テレもダメです。個人的に『ごくせん』があんなに受けた理由がさっぱりわかりません。

仲間由紀恵も上手いわけじゃないんでね。

やっぱ相性ってあるんでしょうねえ。

人間関係計算機 Blue Toy 人間関係計算機 Blue

販売元:バンダイ
発売日:2009/03/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

また腹の立つことから

カミソリの替刃が高え。

婦女子にはイマイチわからないでしょうが、CMでよく見る3枚刃とか4枚刃とか5枚刃とかってカミソリの替刃は妙に高いんです。

新製品を買って、刃がなくなったからって替刃を買いに行くといちいちビックリするんです。

また新しいホルダーを買った方が安かったりするんです。

CMで言ってる通り、切れ味も肌当りもいいんですが、長持ちするわけではないんです。

何枚刃だろうが新しい刃の方が切れ味がいいのは決まっています。

床屋さんなんかは替刃式の西洋剃刀を使っていて、客一人ごとに刃を替えているそうです。

そう、陰謀です。

メーカーは替刃で儲けてますから、替刃の相場を保つために3枚も4枚も乗っけてるんでしょう。

新しいパソコンに使わないソフトがアホほど詰め込まれているのと似てる気がします。

それはそれとして比べてみましょう。

ジレットフュージョンパワー 替刃8個入り 現在最強の五枚刃。8個 2,079円。

K-4 テトラ 替刃12コ入 日本製で安めの貝印4枚刃。12個 1,890円

ジレット マッハスリーターボ専用替刃8コ入 たぶん今一番定番の3枚刃。8個 1,513円

シック スーパーIIプラス 替刃16コ入り カートリッジ式2枚刃だとこれになる。16個 1,785円

値段はすべて似たような感じですが、個数は倍ほど違います。

最後のシックスーパーⅡには「交換目安2週間」と書いてあります。チタンコーティングとかはもっともつはずですが、丁寧に書いてあるのはこれだけです。

ここからは伝統の一枚刃。

シック インジェクター替刃(10枚入り) もはや幻の一品。10枚 927円

ハイステン両刃 替刃10枚入 両刃なので倍お得。10枚 397円

感動的に安い。

軍産複合体の陰謀に気付いたワタシは、もう一枚刃でいいや、替刃ケチる方が肌に悪そうだと思い、このインジェクターのホルダーを探したんですが、ない。

2001年生産中止だそうです。替刃は売ってるんですがね。ホルダーをどこかで見つけた方はヤフオクに出してみてください。デッドストックなら結構な値がつくらしいです。

伝統の両刃の方はよく映画でコカインまぜる時に使われたり、封筒に入れて送ったり、間に一円玉挟んでスケ番がケンカしたりするので、刃のみの状態の方がもはや有名かもしれませんが、これのホルダーはちゃんと売っています。

フェザー 両刃ホルダー 替刃2枚付 Health and Beauty フェザー 両刃ホルダー 替刃2枚付

発売日:2004/07/14
Amazon.co.jpで詳細を確認する

なんと630円です。

知りませんでしたがパンを切る時に使うクープナイフとかいうのにも、この両刃替刃が使われているそうなので、インジェクターと違い、なくなることはないんでしょう。

伝統の世界共通フォルムなので、高級品もあります。

理想の剃り味 独メルクール社両刃カミソリ【ゴールド】 理想の剃り味 独メルクール社両刃カミソリ【ゴールド】

販売元:夢みつけ隊 ONLINE SHOPPING
楽天市場で詳細を確認する

一万円ほどしますが、今はこれが欲しくてたまりません。でもシルバーなら5千円てなんだよ。

高級品ならこういうのもあります。

カミソリ倶楽部 贅沢な気分になれるゴージャスな金色カラーのヒゲソリセット カミソリ倶楽部 贅沢な気分になれるゴージャスな金色カラーのヒゲソリセット

販売元:ヒゲ倶楽部
楽天市場で詳細を確認する

でもこれになるとやはりカートリッジ替刃なんですね。15,750円でブラシとボウルと台までついてくることを考えればお得な気がしますが、替刃はシックスーパーⅡを使うようです。

そこまでいくならいっそ床屋さんの西洋カミソリに挑戦してみようかと。

思ったんですが探してみるとあんまりありません。

フェザーのサイトにはガードつきの、これならワタシにも使えるかも的なのが載ってるんですが、メーカー自体が一般販売には消極的なようです。

貝印も相当なシェアがあるはずですが、こちらはサイトに載せてもいない。

以前「髭の剃り方」で検索した時には、男のこだわりを前面に押し出した鬱陶しいサイトがヒットして、そこで西洋カミソリの使い方に、「目が覚めるのでいいですよ」というちょっと怖いお薦め文まで載っていたんですが、今はなくなっていました。

ひょっとするとダガーナイフがらみの銃刀法強化のせいでみんなビビってしまったのかも知れません。

ない責任は取りたくないでしょうから。

あれもモノのせいにして終わりにしちゃったから結局何ひとつわからず、解決せずに臭いものを見えなくしただけで終わってしまいましたね。

まあ、そういうことにして放っといたほうが実は良かったのかも知れません。

よく見たからってそれを受け止められるとか、何とかできるって訳でもないだろうし。

ところでYOUTUBEではこんなのを見つけました。

あごひげのあたり自殺しようとしてるようにしか見えません。ここで誰かに押されたら、彼の母親にはなんて説明すればいいんでしょう。

「髭ソリ中のアクシデントだ」

「嘘おっしゃい!! 真っ二つじゃないの!!」

気に入りました。ワタシはこれにします。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »