2009年7月11日 (土)

ある女性「死ねないので――

――生きます。でも心配があります。お会いしてからの数年の間に先生は老いました。私から自殺を取り上げた先生が先に逝くのは理不尽です」

中日・東京新聞系の『こちら特報部』面『本音のコラム』という日替わりコラムに載っていた、斉藤学(さとる・精神科医)先生のコラムからの一文です。

コラム自体は老眼の話で、患者さんから貰った手紙を思い出すというのでこの一文が載せられていたわけですが、

いやもう、なんたる名文かと!

「極限のところで生きている人なので、言うことが手厳しい」

と斉藤先生も書いておられますが、いやもう、太宰かと思いましたよワタシは。

いや太宰というよりアレだと思い出したのが、

「死ぬなら楽に死ぬ、苦しむなら治る、どっちかにしてもらいたい。

苦しんだ上に死ぬなんて理屈に合わぬ」

と言った伊丹十三。

極限のところで生きている人は芸術の極みにも達しているのかも知れないと思った次第です。

ところでこの先生、以前にもこのコラムで「寂しさが本当の創作意欲を生む」とか、事の本質を見極めておられるようなことを度々仰っていまして、感心させられること頻り、中々ためになります。

精神科医として書いているという、立場がブレないのもいい。

このコラムの日替わりメンバーには他に派遣労働者ユニオンの人とか、日本で活動しているフランス人作家とか、「わかっている」感じのメンバーが多いんですが、中には耳が腐るような正論を吐く「わかっていない」人もいました。もう交代したようですが。

コラムや論説の人選は知名度なんかに振り回されずちゃんとやって欲しいもんですね。

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タイトルだけで充分なぐらいの著作群ですが、このコラムもいずれ書籍化して頂きたい。

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2009年7月10日 (金)

ヒラリー・スワンク他『11:14』

パラレルに展開する物語が最終的にひとつに集約するという、ちょくちょくあるプロット遊びみたいな作品です。

この手では『マグノリア』なんかが有名ですが、シュール過ぎて難解な感も否めなかった『マグノリア』に比べて、こちらは脚本家陣が腕試しにか、純粋に遊びで作ったんじゃないかと思えるぐらい遊び心満載でした。

11時14分、アメ人が大好きないきなり人が轢かれるパターンで始まるんですが、同じ頃、

やたらとボロい車が大好きなオッサンは犬の散歩中、顔の潰れた死体を発見する。

そのオッサンのビッチな娘は親父から借りた車がストップしてしまい、自ら彼氏の車とブースターケーブルを繋ぎエンジンをかけるという、ティーンエイジャーらしからぬ荒技に忙しかった。

そのビッチな娘の彼氏は妊娠した彼女の中絶費用のため、知り合いが働く店に物凄く優しい強盗を働いており、

その直前、店に入ってきた悪ガキ3人組は数分後に友達のちぎれたちんぽを握って救急隊員から逃げるという、人生最高にシュールな展開に追い込まれてしまう。

訳がわからないようで、案外わかりやすい話です。

ただ革新的な結末は期待しないほうがいいでしょう。

そういうことがありましたって感じです。

思うのは、タイムスリップものもそうなんですが、こういう話で伏線の張り方ってもんを学ぶんだろうかと。

どれが伏線なのかは大体わかるんですが、どう繋がるかは予想できない。それらが最期に実に気持ちよく繋がっていくという。

バレバレの伏線張り巡らしてる日本のドラマ作家達に見習って頂きたい。

まあ一度ご覧あれ。

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CSのFOXムービーでやってました。

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2009年7月 8日 (水)

つーるとかーめがすーべったって結構恐ろしい意味なんじゃ……

……なかろうかとかそういうことは置いといて、

ある日、封も開けていない折り紙の束を実家で見つけて、そのサイズが千羽鶴用なのか小さめのメモ用紙みたいなものだったから、じゃあメモにでも使おうかとブロックメモ状にPCの横に積み上げていたんだけれども、長い動画なんか見てる時には自然とそれに手が伸びて一羽鶴を折ってしまうのは日本人の性なのでしょうか。

しかしながら、他にも折ってみようと種々の折り方思い出そうとしてみたものの、思い出せない。

鶴は思い出せたのに思い出せない。

幼少の時分はそれはもう種々様々なものを折っていた筈なのに、結局鶴以外は覚えていない。

それはそうだろう、何十羽も半強制的に折らされたのは鶴だけなのだから。

それは勿論、何かどうでもいい病気で入院した、口もきいたことのない陰気なクラスメイトの為。

そうだなあ、かえる何十匹も折ったって気持ち悪いもんなあ。

でもそうか、何十個も折って投げ合った手裏剣なら覚えてるなあなんて物思いにふけっているとふと思う。

なぜ鶴だったんだろうかと。

いやそうか、鶴は千年だから千羽鶴か。

亀なら万年だけれども歩みが遅いから見舞いには向かないのかそれとも一万折るのはさすがに無茶だからか。

とか思って。

でもまあそういや亀折った覚えもないな、折り方はあるのかなあるんだろうなとかも思って。

ちょっと調べてみたら成る程亀の折り方も何種かあって、それぞれ折ってみたんだけれどもどうもしっくり行かない感じがして。

なんかねえ、どれもこれも工程が複雑すぎたり簡単すぎたり、出来栄えがあんま亀っぽくなかったりして納得いかんのですよ。

ハサミ入れちゃダメだろとか思っちゃって。

でもそういう風に見だすと他の猫やら犬やら花や何かもどうも造形的にどうだろうという風に見えてきてしまうもので。

そう思うと鶴の完成度はすごいなと。

易しすぎず難しすぎず程よい達成感があって、且つあの抜群の造形美を持っておられる。

凛として涼やかに羽を広げてたたずんでおられるお姿が何とも言えません。

これ考えた人、天才だなと感じてしまったというどーでもいい話。

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2009年7月 7日 (火)

だからなんだ、なんなんだオマエわああああ!!

Microsoft .NET Framework の話です。

ぼちぼちCドライブが一杯になってきて、「不要なファイルを削除して空き領域を増やしてください」とか言われだしたものだから、じゃあそうしましょうかと「プログラムの追加と削除」を開いて、要らないのないかなと見てたわけです。

しかしながら、特に場所を指定せずに色々インストールしてしまっていると、何でもかんでもCドライブに入っていくので、意外と要らないものはなかったりするものでして。

そんな中みつけたのが .NET Framework という謎のファイル。

自動更新で次々入ってくるヤツですが、1.1から3.5までなんかダァーッとあるんですよ。

だから3.5だけ残しときゃいいんじゃねえの? とか思って。

一応要るのか要らないのか調べようとマイクロソフトのサイトを見てみると、

  • 統合言語クエリ (LINQ) とデータ認識機能を密接に統合しています。これにより、LINQ が有効な言語を使用して、SQL データ、コレクション、XML、データセットなどのさまざまな種類のデータを同じ構文でフィルタ処理、列挙、作成するコードを作成できます。
  • ASP.NET AJAX を使用すると、ほとんどすべてのブラウザで動作する、より効率的で対話性の高い、高度にパーソナル化された Web エクスペリエンスを提供できます。
  • AJAX、JSON、REST、POX、RSS、ATOM、およびいくつかの新しい WS-* 標準を含む、WCF サービスのビルド用の新しい Web プロトコルをサポートします。
  • 新しいワークフローを利用できるサービス テクノロジを含む、WF、WCF、および WPF のすべての機能が Visuasl Studio 2008 でサポートされます。
  • .NET Framework 3.5 基本クラス ライブラリ (BCL) の新しいクラスは、多数の一般的なユーザーの要求に対応します。

何をおっしゃられているのかサッパリわからない。

じゃあまあ試しに、ってことで2.0あたりを一個消してみたんですが、

このココログが不安定になってしまいました。

他のサイトは平気だったんですが。

適当に消したのに、ピンポイントでココログに不具合が出る運の無さはワタシの方かココログの方か。

とにかくマイクロソフト様のやることは人智を超えています。

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2009年7月 4日 (土)

緒形拳『野獣刑事』

以前どこかの何かの番組で泉谷しげるさんが、映画で共演した時の緒形拳さんがえらい恐かったという話をしてらっしゃいましたが、この映画のことだろうと思います。

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人がDVDなんか観てると後からやってきて、

「これなんて映画?」

とか聞く輩がいますが、

「タイトル聞いてわかんのか?」

と聞き返してやります。どういう映画かを聞けと。

しかしながらこの映画はタイトルそのものズバリで野獣刑事です。

野獣みたいな刑事が大暴れするんです。

その野獣というか刑事が緒形拳で、野獣というか刑事の愛人がいしだあゆみで、野獣というか刑事の愛人の元のシャブ中の旦那が泉谷しげるなんです。

これもまあ、時代をうつしてるんでしょうが『刑事一代』と同じく平気で被疑者ぶん殴ったり、上司を罵倒したりと、今の組織だ社会だ法だ何だとお行儀の良い刑事モノに腐らされたワタシの目には恐ろしく気持ちよく映るんです。

物語の展開もなんだかんだ言って正義なんだろう、ハッピーエンドなんだろう、野獣というか刑事が勝つんだろうとか思って観てたんですが、

そう……でもない展開に持ってかれまして。

それじゃ救いが無いじゃないかって感じになるんですが、

勿論そういうことを描いているわけで。

そういうところも新鮮に感じたわけです。

思えば昔の映画にはこういう、無常観とか寂寥感とかを実に上手く描いた映画が多くて、それが「日本映画らしさ」みたいな所があったんですが、最近はとんと無くなりましたね。

流行が移るのは結構ですが、今の日本映画に胸張って「らしさ」を誇れるような所があるんでしょうか。

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2009年6月26日 (金)

企業「お客様からお預かりした個人情報は……

「責任を持って保管し、市場調査、並びにデータ分析やアンケートの実施等による商品やサービスの研究開発のため……」

とか云々。

「裁判所・警察機関等、公共機関からの提出申請があった場合を除き、第三者に譲渡または利用する事は一切ございません。安心して……」

とかも云々。

まあね、盗まれるとか確かに問題なんですが、いつも思うのはこれそんな金出して買うほどのもんなのかなと。

証券会社とか銀行とか信販会社とか消費者金融とかの個人情報が闇金とかに流れたらそらヤバイだろとは思いますが。

でも金融ブラックリストは元々業界で共有されてるもんなんじゃなかったっけ? とも思う。

金融以外の業者が金出して名簿買ったとして、やることはDM出したり電話営業したりとかするわけでしょう。

それで商品売れるんですかね?

経費と労力をかけてアブナイ橋渡ってる割に効果の薄いことをしてる気がしてならないのです。

それ以前にそもそも個人情報集めすぎですよね。

マーケティングマーケティングって、一体どれ程役に立ってるっていうんでしょう。

学者の世迷言に踊らされてるだけなんじゃないんでしょうか。

こないだ通販で石鹸注文したら生年月日まで聞かれましたよ。必須項目で。

石鹸使わない世代がいるとでもいうのか。

石鹸とボディソープの違いがそんなに大事か。

そんなら結構、近場で買うわと啖呵切っても、近頃はスーパーとかドラッグストアとか本屋とか何とかかんとかでもポイントカードがどーたらこーたらと名前と住所聞かれるんです。

なんですか、この国は名前と住所申告しないとどこ行っても石鹸買えないんですか。

そんな調子で名前と住所いちいち言ってたら盛大に情報流出してるのと一緒じゃないですか。

いっそ「第三者に譲渡」してもいいから、二度とワタシの名前を聞くなと言いたい。

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↑勿論このお店ではありません。

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2009年6月25日 (木)

八兵衛「このド素人が!」

捜査本部の警視に向かって堂々とそんな事を言ってしまう男、平塚八兵衛。

の、伝説はもう色んなドキュメンタリーで度々観て来てたので、物語的には目新しさはなかったんですが、面白かったですね。

最近の刑事ドラマは『踊る大捜査線』以来、組織における個人の葛藤みたいなことばかりをやっていて、勿論これもその一つではあるんだけれども、表題のようにあっさり簡単にブチ切れてくれるところが何とも気持ち良かった。

「だったらテメエで捕まえて来いよバカヤロウ!」

とか、

「あんたらが気にしてんのは肩のホシでしょうが!」

とか、

青島もゴンゾウも、というかあぶない刑事でもさすがにそこまでは言いませんでしたよ。

そのあぶない刑事の一人が最後、

「あの男を飛ばさなかった警察を誇りに思う」

とか上司として言ってましたが、まさしくその通りだと思います。

今じゃ無理なのかな。

でも結果さえ出してれば……、いや無理そうだなあ。

にしても久々にちゃんと日本で仕事した渡辺謙を観ましたが、やっぱこっちいた方がいい仕事しますねこの人は。

もうアメリカの訳わかんない役やらなくていいですよ。どうせアジア人の役なんて大したのないんですから。

今さらですが『刑事一代』の話でした。

ところで、これとはかけ離れてレベルの低いことになってしまっているのが『ハンチョウ』と『BOSS』。

『ハンチョウ』は結局ほとんど観ませんでしたが、まあ漫画原作なんでしょうがないのかなとも思います。

老人と孫とか『水戸黄門』のファン層には案外ウケてたのかもしれません。

許せないのは『BOSS』。

八兵衛みたいにはっきり楯突く訳でもなし、容疑者の落とし方もネチネチネチネチ嫌味ったらしいこと言っといて最終的にはありきたりな奇麗事でまとめるという、もうどうにも好きになれないですよこの主人公。

大体、FBI仕込みのプロファイリングをこれみよがしに見せるなんていつの時代の人間なんだ制作者は。

八兵衛だって「複数犯なら必ず仲間割れして金使うヤツが出てきてるはずだ」っつって三億円事件は単独犯に拘ってたっていうんだから、別に目新しいことじゃないんですよね。

ただ統計で刑事の勘を科学的に説明したっていうだけの思い込みに過ぎないことが解ってるから、最近の海外モノでは全く使われなくなった手法を堂々と使うんですからね。

さらにいつの海外モノからパクったのか、手首に向かって「カピー」って言ってる。

「カピー」ってオイ、超だっせえよ。

パクリ元が「ちゃんとパクれ」って怒ってきますよ。「俺らそんなカッコ悪いことしてねえよ」って怒ってきますよ。

大体手首に向かって喋ってたら、どんな偽装も即バレするわ。

あと玉鉄が銀ピカのガバメント持ってるのも気になるし、それを弾抜いてあるからって射撃場で上司に銃口向けたカッコ付け方なんて、死ぬほど怒られるはずの行為ですよ。

その前だったか「レミントンの改造ライフル」っつっといてモロにPSG-1出てきちゃうし、あんなのプロップ業者に一言相談しとけば簡単に回避できたはずですよ。

もうなんか全般的に予備知識がなさ過ぎるというか、下調べが甘すぎるというか、それ以前にアクションものを全く観てない人が書いてるんでしょうね。

マニアしか気付かないだろとか、わかりやすいようにとか、なんか視聴者バカにした感が見えます。

プロデューサーからしてダメなのでしょう。

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2009年6月15日 (月)

だってタダだから

知人から古いマウンテンバイクを貰ったのだけれども、これがもう古くて錆びててボロボロでガタガタで、ひどい有様だったものだから、

手持ちの工具であちこちのネジ締めたり緩めたり、556をあちこちの可動部分やら非可動部分やらにさしまくってたら案外何とかなるもので、実によく動くようになったんです。

リムにオイルが付いたせいでブレーキは利かなかったけれども。

しかしママチャリに比べて整備が簡単なのがいい。

季節的にも丁度いいし、多段変速のスポーツバイクは確かに乗り易くて、力入れ易くて漕ぎ易くて、成る程こら流行るのもわかるわと、

思ったのだけれども、ふと見ると「悪路走行不可」とか書いたステッカーが貼ってある。

マウンテンバイクなのに。

ネットで調べるとそれは「類型車」とか「ルック車」とかいわれるもので、強度やら耐久性やら重量やら値段やら何やらかやらで本来のMTBとは似て非なるものだそうな。

これに乗るのはダサい事とまで書いてありました。

しかし街乗りには充分でしょうとも書いてありました。

ダサいチャリで街乗りするのが一番嫌ですよバカヤロウ。フォローになるかそんなの。

タイヤだけスリックに換えて、なんちゃってクロスバイクにしようと思ってたのに、一気にやる気殺がれました。

というかそのクロスバイク。

ロードバイクとMTBを掛け合わせた近頃流行の代物ですが、明確な定義はまだ定まってないんだそうな。

モノによってロードバイクに近かったりMTBに近かったりするようですが、タイヤは大体ロード用なので想定されてる用途は街乗り通勤通学から程々のスポーツ走行といった感じらしい。

見た目マウンテンバイクですが。

だったらこれも類型車に入るんじゃないの?

ブロックタイヤじゃないから殊更「悪路走行不可」とは書かれないだろうけども。

定義が定まってないなら類型車にスリック履かせたってクロスバイクになるんじゃないの?

でもまあ、

やっぱ、

ダセエか。

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2009年6月14日 (日)

最近の『Mr.Brain』

なんだか回を追うごとにつまんなくなっていってる気がします。

内野聖陽がいるはずの検視官とか瑛太が最期の言葉に拘ってたりする法医学者とか沢口靖子がなんか色々やってるはずの科捜研とかを飛び越して科警研に協力依頼が来てることの説明が全然足りないし。

豪華ゲストの派手さもなんか邪魔になってきたし。

3Dでぐるぐる回る脳とか、透明なスクリーンに映し出される映像とか、むしろ見にくいよな? って思っちゃう無駄に派手な電子機器も邪魔だし。

アニメの説明シーンなんて絶対いらねえし。

初回は100何分とかあったから、それぞれのキャラとか立場とか役回りとかを消化できてた感じがあったんですが、そこを省略しちゃうとこのドラマはコナン並にベタになっちゃうんですよね。

いろんな人がいろんなこと考えながら関わってるっていう、話の厚みみたいなもんがどんどん薄くなってる気がします。

以前、昔のジャンプに関わってた編集者と漫画家が今の漫画を語る、みたいな対談があったんですが、それによると、

「一話完結でも続きものでも掲載一回分のなかでオチがないのは良くない」

とかいう話になってました。

そりゃもっともだと思ったんですが、前回のMr.Brainでは開始20分で一旦オチちゃって、あとずっとこれみよがしに伏線張りながら引っ張って引っ張って「つづく」って。

「つづく」のは結構だけれども「つづく」のも伏線も全部読めちゃったじゃないか。

そういうのさりげなくやってくれよ。

ハラハラドキドキしないじゃないか。

なによりやっぱ、

Gackt下手だったなあ……。

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2009年5月30日 (土)

近頃のエロマンガ

近頃の傾向なのかどうなのか知りませんが、久々に買ってみた数冊のオチがなんか、何ともいえないイイ感じだったんですよ。

本編はレイプだったり痴漢だったり陵辱だったりえげつないんですが、最終的には純愛的にまとまってたり、男女関係の裏を描いてたり、女の本性を暴いてたり、といって批判的なわけでもなく倒錯してるわけでもなく、厭世的というか「世の中こんなもんさ」って感じ。

不幸は必ずしも不幸でなく、幸福も本当に幸福とは限らない――みたいな。

そういう読後感を与えられてしまうイイ感じになってて。

なんか短編小説みたいだなとか思って。

エロマンガもバカに出来ねえなと思った次第です。

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